三つ子の魂百までと言うことわざがありますが、子供の教育は3歳ごろまでに受けた教育によって性質や性格は形成されると言われています。
その性質や性格は100歳になってもほぼ根底は変わらないと言われますが、最近は3歳までの教育というのとは少し違った意見をする教育者も沢山います。
子供は3歳でなく、5歳になっても10歳なっても良い教育を与えられば良くなり、悪影響を与える教育を与えればそれに見合った子に成長していきます。
子供とはそれくらい素直な性質を持つのです。
今回は子供に悪影響を与える教育法についてご紹介します。
1.親がいつも他所の子と比べる
この経験をした事がある、またはその様に育てた事があると頷いている方は意外と多いと思います。
誰しもが一度くらいは経験した事があるであろう、人と比べられること。
これは幼少期に経験すると子供の成長や性格に大きな影をひそめる原因と言えます。
万が一の割合で人と比べられて逆にやる気が出たという子供もいる可能性も否定できませんが、ほとんどの子供が人と比べらてやる気が出たり、嬉しくなったりはしないでしょう。
親や先生や大人たちがその子供と他所の子を比べて育てている(教育)している場合はほとんどが悪影響になっているのです。
ひねくれた性格や、時にやる気を失わせてしまう他所の子と比べる教育法はすぐに辞めるべきです。
2.悪いところばかり指摘して、人の悪口を聞かせる
日本人の特徴して、良いところを褒めないという性質があります。
これは謙遜している部分もあるのかもしれませんが?誰かに我が子が褒められても、「ありがとうございます」との言葉の前に「そんなことはいんですよ」と、言う親が圧倒的に多いと言われています。
謙遜する習慣があるせいか、親は特に我が子の良いところを褒めるどころか、悪かった部分や面ばかり指摘しがちな教育をします。
人を褒める好意は喜びや自信、希望といった事に繋がりますが、悪い部分を見つけては指摘して否定していると、マイナスイメージばかりがついてしまい、伸びしろを消し去ってしまいます。
また我が子ばかりではなく、時に先生や友達の親、塾の先生、部活の先生の悪口を子供の前で言う親もいますが、
人の悪口は(特に子供は)悪口が潜在意識に擦り込まれて、その人に対して良くないイメージを持つだけでなく、その子自身も悪口体質になってしまいます。
常に子供の良い面を褒めてあげて、人の良い部分も子供に教えてあげなければいけないのです。
3.早くしなさいといつも言っている
子供に対していつも「早くしなさい」と言ってる親は意外と多いのです。
「早く食べさなさい」、「早く宿題をしなさい」、「早く帰ってきなさい」、「早くお風呂へ入りなさい」、早く、早く、早く・・・
これは親だけでなく、大人社会になっても早く、「早く」と言う言葉は言いがちです。
しかし、この早くという言葉は子供にとっても悪影響を与えてしまう言葉です。
昔のことわざで「慌てるこじきは貰いが少ない」というのがあるのですが、子供でも大人でも慌てる事で何か良い方へ進むことは一つもありませんと、言う代表的な象徴をしていることわざです。
急かした教育法からは何も生まれません。
むしろ「ゆっくり自分のペースでいいのよ」と言えるような大らかな気持ちを持って教育していかなければいけません。
「子供に悪影響を与える教育方法」いかがでしたか?あてはまる事もあったのではないでしょうか?子供の教育は一筋縄ではいきません。
しかしそうだからこそ、なるべく悪影響になることは避けていきたいですね。