おめでたいお正月と共に、毎年恒例でやってくる悩みが「正月太り」。
美味しいものは食べたいし、太りたくないし、でも栗きんとんに黒豆、年に一度しか食べないごちそうを目の前にしては・・・「おせち料理を食べたい」「正月太りはしたくない」この二つを両立させるには、どのようにすれば良いのでしょうか?
今回はそんな正月のお悩み正月太りの原因と対策、解消法についてご紹介します。
1.おせち料理は正月太りの原因?
おせち料理やお屠蘇などの美食には、おめでたい季節をお祝いする意味がありますが、「お正月くらいは甘いものを食べよう」という昔の考え方も含まれています。
昔の日本では、一般庶民がお菓子や果物を口にすることはありませんでした。
砂糖などの甘いものは輸入品だったり、貴族でなければ食べられない超高級品。
現代人のように、毎日誰でも甘いものを食べるようになったのは、比較的新しい時代です。
おせち料理のほとんどのメニューが、黒豆や田作りなど、砂糖をたくさん使って調理するもの。
これは、昔の日本人がほとんど砂糖を食べなかった時代の、「お正月くらいは、ぜいたく品の砂糖を食べたい」という考え方の名残りです。
そうなると、砂糖たっぷりのおせち料理を、毎日甘いものをたくさん食べている現代人が食べることになります。
それで、お正月ならではの食べすぎや飲みすぎ、つまり「正月太り」となりやすいのです。
2.正月太りには気温も関係する?
「仕事の都合で休めないし、おせち料理を食べる時間はない」という人でも、正月太りになってしまうことがあります。
これは、お正月ごろの気温が関係しています。
一年の中で最も寒い時期ですから、室内にこもりがち。
仕事以外は外出したくなくなります。
そうなると運動不足になりやすいし、基礎代謝も下がってしまうのです。
さらに、仕事の合間に「お正月なんだから」と気がゆるみ、暴飲暴食になりがち。
甘いおせち料理を食べない人も、油断はできないのです。
3.正月太りを防ぐための対処法とは?
太りたくないからといって、おせち料理を全く食べないのは残念すぎます。
食べる時は食べる。
そうでない時は片付ける。
この区別をしっかりつけるだけでも、食べ過ぎの予防になります。
お正月は、おせち料理の重箱をテーブルに並べたまま、家族みんなでテレビを見ながら、なんとなく少しずつ、いつまでも食べ続けている。
ということが多いもの。
こうやってだらだら食べられるのはお正月だけですが、これでは自分がどれくらいの量を食べているか、見失ってしまいます。
正月太りを防ぎたいなら、「時間無制限で食べる」だけは控えましょう。
好きなだけ食べても良いが、できればいつも通りの食事時間に食べて、あとはおせち料理を冷蔵庫にしまって、テーブルも片付けるようにします。
どうしてもテレビを見ながら何か食べたい時は、甘いおせちを食べ続けるのではなく、お茶や果物を用意しましょう。
4.正月太りを解消するにはイベントに出かけること
お正月は一番寒い季節でもあるので、暖かい室内にこもっていたくなるもの。
ですが、せっかくお正月ならではのイベントがたくさん行われる時期です。
使い捨てカイロを多めに使うなど、しっかり防寒対策をして、積極的に外出しましょう。
「正月太りにならないように運動しなくちゃ」と深刻にならなくても、初詣や初売りなど、楽しいイベントを見て歩くだけで、たくさん運動できます。
正月太りの解消になりますし、気分転換にも良いことでしょう。
外出から帰ったら、シャワーで済ませず、お風呂でしっかり温まりましょう。
体温を上げて基礎代謝を良くするのも、正月太りの予防となります。
さらに裏ワザとして、「おせち料理を自分で手作りする」という方法があります。
自分で調理すれば、おせちに含まれる糖分を減らすことができるからです。
これには「市販のおせち料理は甘すぎて嫌い」という男性が、喜んで食べてくれる。
というメリットがあります。
正月太りを防ぐだけでなく、正月早々、彼氏や家族にウケることができる。
という裏ワザです。
是非、今年のお正月はこれらを意識して、
正月太りを回避していきましょう。