再婚を決意する人は、当然のことながら皆、「今度こそは幸せになりたい」と強く願うものです。
しかし、恋愛の延長線上で、現実を考えずに再婚してしまうと、前の結婚での失敗を繰り返すことになります。
では、再婚して幸せになるには、どのような秘訣があるのでしょうか。
1.前の結婚における失敗を思い出し、それを繰り返さないように自分自身を改善する
再婚で幸せになるためには、前の結婚でしてしまった失敗を繰り返さないようにすることが大切です。
そのためには、「前の結婚は、何が原因で失敗したのか」ということについてもう1度思い出す必要があります。
「前の結婚における失敗のことなど、思い出したくもない」という人も多いかもしれません。
しかし、ここで逃げてしまうと、再婚してもまた、同じ失敗を繰り返す可能性が高くなります。
思い出すのは辛いかもしれませんが、冷静に失敗を分析しましょう。
そして、自分の落ち度に関しては素直に反省し、改善するように意識しましょう。
失敗の分析と反省だけでは何も変わりません。
大切なことは、自分の落ち度を改善する努力です。
2.しっかりと夫婦間でコミュニケーションを取るようにする
夫婦関係が上手くいかなくなる原因の1つとして、「コミュニケーション不足」が挙げられます。
そのため、再婚して幸せになるには、夫婦間できちんとコミュニケーションを取るように意識することが大切です。
無理に饒舌にしゃべる必要はありません。
しかし、夫婦間で共有すべき大切なことや、ふと感じた違和感などは、その場で相手に伝えるようにしてください。
後になって「あの時はこうだった」などと言ってしまうと、それがトラブルの元になります。
そのためには、たとえ忙しくても、1日のうちのわずかな時間でも良いので、夫婦の会話の時間を作るようにしてください。
3.財産やお互いの子どものことなどは、早いうちにしっかりと話し合っておく
再婚をする時に避けて通れないのが、財産の問題です。
前の配偶者との間に子供がいる場合は、それも同様に、避けては通れません。
そのため、再婚する時は、財産をどうするべきかということや、子供とどのような関係を築いていくべきかということについて、早いうちに話し合っておく必要があります。
可能であれば、再婚に踏み切る前に話し合っておいた方が良いでしょう。
再婚は、当事者2人だけの問題ではありません。
新しい家族を1から作り直すわけですから、家族関係や財産のことを真剣に考えることは義務であると言えます。
特に、子供がいる場合は、再婚に対して理解と協力が必要です。
子供の理解や協力が得られるかどうかで、その後の結婚生活が幸せになるかどうかが決まります。
そのため、再婚に踏み切る前に、子供とよく話し合っておく必要があります。
4.適度な距離感を維持しながら生活する
再婚して幸せになるためには、お互いが適度な距離感を維持して生活することがポイントになります。
恋人時代のようにベタベタし過ぎたり、過干渉になり過ぎたりすると、相手にとっては大きなストレスになります。
お互いの距離が近すぎると、どうしてもワガママが出てきてしまいます。
その結果、大ケンカに発展してしまいます。
そのようにならないためにも、お互いのプライベートエリアには土足で踏み込まないようにすることが大切です。
適度な距離感を持って生活することで、お互いにストレスなく過ごすことができます。
そして、お互いの自尊心を傷つけない関係を築くことにも繋がります。
再婚して幸せになるためには、「前の結婚での失敗を繰り返さないこと」と「夫婦間でのコミュニケーション」「適度な距離感」が不可欠です。
これらのことを意識していれば、毎日一緒に過ごしていても、決してストレスにならない、気持ちの良い関係を築くことができます。
再婚は恋愛の延長線上ではなく現実生活だということを忘れず、そして、お互いをリスペクトし合うように意識していれば、きっと幸せになることができるはずです。