家族団欒で仲良く過ごす為に意識したいこと3つ

家族で過ごす時間というのはとても幸せなものですが、団欒の時間をどうやって過ごせば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

家族団欒を過ごすには一体どのようなことが必要なのでしょうか。

今回は家族団欒で仲良く過ごす方法についてご紹介します。

1.嫌な事や不満な事を持ち込まないようにする

子供が小さな頃には特に、家族団欒で過ごす時間は多ければ多いほど子供の心は安定します。

当たり前に自分のパパとママが同じテーブルを囲っていたり、話しかけたらすぐに家族の誰かが返事をしてくれるという環境は、子供にとって幸せな環境と言って良いでしょう。

しかしながら、子供が成長してくると家族で過ごす団欒の時間も少々わずらわしい時間になってしまう事が有ります。

自立心が芽生えてきた子供にとって、自分の行動についてあれこれ親か注意されたり詮索されたりする家族団らんの時間というのは、時に苦痛に感じられる事があります。

けれども、家族団欒の時間を仲良く過ごす為にはそういった苦痛に感じている部分に目をつぶって過ごす事が大切です。

パパに対する不満、ママに対する不満、兄弟に対する不満を家族団欒の時に感じさせたり、ぶつけたりすると一気にその場の空気が悪くなってしまいますので、そのような不満はそれぞれ個人に対してぶつけることにして、他の家族がいる時にはぐっとこらえてその場を楽しむように意識する事が大切です。

家族全員がそういった意識を持って過ごしていれば、個人同士の仲が悪くても家族全員が揃った団欒の時間だけは問題なく楽しく過ごす事が出来るというものです。

2.団欒で過ごせる時を貴重なものだと意識する

家族みんなで同じ時間を過ごす事が出来ている家庭というのは実はあまり多くないかも知れません。

なぜなら、核家族の家庭も多く夫婦のどちらか一方が仕事で帰りが遅くなったり、激務でなかなか休日が取れなかったりするとそれだけで1人欠けた状態で食事を取ったり、遊びに出かけたりせざるを得なくなるからです。

子供が小さいうちは食事の時間も比較的早い時間に済ませますし、子供のスケジュールに合わせて他の家族が行動するようになりますから、どうしても親の都合というものは後回しになってしまいます。

親が帰るのが遅いから、子供の食事時間をずらすというわけには行かないのです。

そういった家庭の場合は家族団欒で過ごせる機会も少ないですから、自然と団欒の時間は楽しい時間になるかも知れません。

けれども、そうではない家庭の場合でも「あと何回みんなでこうやって食事を囲めるだろうか」とか「こんなふうに家族で外出する事も後何年続けられるだろうか」といった具合に、家族団欒はタイムリミットがある行為なのだということを意識するだけで、過ごし方が変わってきます。

家族団欒は家族みんなにとって貴重な時間なのだということを意識すれば、何気ない会話でもかけがえないものに感じられるはずですよ。

3.今すぐ出来る親孝行だと思って過ごす

恋人や友達と一緒に過ごす時間の方が楽しいと感じる年頃の娘や息子、旦那さんと一緒に過ごすのは何だか息苦しいと感じる奥さん、奥さんと子供の相手をするのに疲れきってしまった旦那さん。

家族それぞれに家族団欒の時間を拒否したい理由はあるかと思いますが、家族団欒の時間が楽しいものであればそういった「家族団欒の時間を拒否したい理由」は気にならなくなりますよね。

家族団欒の時間というのは子供にとっては「今すぐに出来る親孝行」です。

親というのは子供が生まれると自分よりも子供を優先して日々を過ごします。

子供の成長をずっと見届けたいと誰もが思いますが、結婚したり就職したりして子どもが親元を離れてしまうと、それ以上子供にべったりというわけには行かなくなります。

ですから、親は子供が生まれた瞬間から、限られた子供との時間を生きているという事になります。

その限られた時間で家族の絆を深めたいと感じるのが親というものですから、そういった事を考えれば団欒の時間も仲良く過ごす事が出来るでしょう。

また、子供にとっても親というのはいつまでもいてくれる存在では有りません。

いつか離れ離れになってしまう親に対して、今すぐに出来る親孝行として家族団欒の時間を過ごすという事は大して難しいことではないと言えるでしょう。

自分に出来る親孝行だと思えば、楽しく過ごしたいと思うのが素直な感情ですから特に何をするというわけでなくとも自然と優しい態度で親に接したり、会話も弾むというものでしょう。

一人ひとりが意識する事が大切

家族団欒というのは、家族がいなければ実現させる事は出来ません。

1人暮らしをしている人や、家族を早くになくしてしまった人にとって家族団欒の時間というのは何物にも変えがたい幸せな時間であるといっても良いでしょう。

そういった貴重な時間を無駄に退屈に、不毛に過ごすのはとてももったいない事ですから、一人ひとりが「この時間は今しかない」と意識して仲良くしたいと願うだけで団欒の時間はいつでも楽しい時間に変わると言って良いでしょう。