薬を飲まない子供に上手に薬を飲ませる3つの方法

インフルエンザなどの辛い病気に子供がかかってしまったら、一刻も早く楽な状態にしてあげたいですよね。

それなのに子供が薬を嫌がって飲まない時に上手に飲ませる方法についてご紹介します。

1.薬の苦味や味を紛らわす工夫をする

良薬口に苦しという言葉があるように、体にとって良い薬であっても、その味となるとどうしても我慢できない、飲む事が出来ないものって多いですよね。

大人であればどんなに飲みづらい薬であっても、病気を治す為だと思えば我慢して飲む事が出来ますが、子供となるとそうは行きませんよね。

子供は口に入れた物が飲みづらければ、それがどんなに体にとって良い薬でもその後二度と口にしようとは思わないでしょう。

ですから、子供に薬を飲ませる時にはまず最初の一口目から「美味しい」「飲みやすい」と感じてもらう事が大切です。

子供に薬を飲みやすくさせる方法としてジュースや牛乳、ヨーグルトなどに混ぜてみたりして味を変える方法があります。

薬の種類によってはより一層苦味や飲みづらさを増してしまう結果にもなりかねませんから、きちんと薬剤師さんの意見を聞いて飲みやすくする事が子供の為にもなるのですね。

2.薬を飲んだ後のご褒美を用意する

病気になってしまうと、子供自身も体がつらいので早く楽な元気な状態になりたいと思うでしょう。

けれども、その為に飲みたくない薬を率先して飲む事はなかなかしないと思いますから、子供には「薬を飲んだら○○を買ってあげるよ」だとか「薬を飲んだ後は○○で遊ぼうね」など、薬を飲んだ後のご褒美について提案する事が大切です。

子供は病気になってしまったというだけで十分に辛い思いをしていますから、少しでも自分にとって楽しいと思えるようなことであったり得に思える事があるのならば、そちらをとても魅力的に感じるでしょう。

ほんのちょっと、薬を飲むのを我慢すればその後は楽しい事が待っていると思えれば、子供も早く元気になりたいわけですから積極的に薬を飲むことに協力してくれるというものです。

また、その時大切なのはとにかく薬を飲んだ事を褒めちぎる事です。

「えらいね、すごいね」「しっかり飲めたね。

頑張ったね」という具合に少しオーバーかなと感じるくらいに褒めてやる事で、頑張って薬を飲んだ事を自分でも「よくやった」と誇らしく感じる事が出来ますから、次に薬を飲む機会が訪れた時に比較的協力的になってくれる事を期待できるでしょう。

ただし、あまりに子供がしんどく辛そうにしている時には、褒める時のテンションは抑え気味にするなどの配慮はもちろん必要ですよ。

3.薬を飲むことで楽になる事を理解させる

薬をきちんと飲むことで子供の病気の症状が楽になるのならば、親としてはその薬がどんなに飲みづらいものであってもしっかりと飲んでもらいたいと思いますよね。

薬の味を嫌がったり、薬の形状を嫌がったりして子供が薬を飲まない時に、色々と工夫をして飲ませる事は大切です。

しかしながら子供がある程度大人の言う事が分かる年齢になってきたならば、薬を飲んだらどんなふうに体が楽になるのか、あるいは薬を飲まなかったらどのくらいしんどい思いが長く続くのかということを理解出来るまで教えるというのも1つの方法です。

2歳くらいの子供なら親のいう事が分かりますから「おくすりのんではやくよくなろうね」なんて言いながら励ましながら飲ませるというのも良いでしょう。

この時プラセボ的に偽薬としてラムネなどを用意して、親も一緒に「ママもお薬飲むからね」と同じタイミングで飲むようにしても良いでしょう。

薬に対する苦手意識を持たせない

病気になったら「薬を飲まなければいけない」といった受け身のイメージではなく、病気になったら「薬を飲んで早く治す」という能動的なイメージを子供自身に持ってもらう事が早く病気を治す一番の近道と言えます。

その為に薬の味を変えたり、喉越しを変えたり、ご褒美を用意したりして少しでも薬を飲みやすく工夫する事は、まさしく子供の事を思う親心そのものですよね。