子供が生まれるとそれまでとは生活のリズムもスタイルも全く変わってきますよね。
子育ては夫婦で協力していかなければなりません。
そんな中、子育ての中で父親が出来る役割って一体どのようなものなのでしょうか。
今回は子育て中の父親の役割をご紹介します。
1.ここぞという時に締める
子育てというのは体力勝負とも言えますよね。
出産経験のある母親のアドバイスとして「子供を産むならば若いうちの方が良い」というのは実体験に基づいた意見であると言えるでしょう。
産む事ももちろんそうですが、子供を育てるのも若いうちの方が体力がありますし、子育ては気力と体力があれば何とか乗り越える事が出来るというのもまんざら間違いではありません。
子育て中は子供をしっかりとしつける事も親の役割ですよね。
母親というのは子供からしてみれば最も頼りになる存在ですが、一方で1番甘えられる存在でもあります。
ですから、いざしつけの為に子供を叱っても子供からなめられてしまう事もあり、なかなか言う事を聞いてくれないといった状況が多々あるでしょう。
そこで登場するのが父親というわけです。
父親がここぞという時に母親に代わって叱ってその場を締めることで、子供にとっては親の威厳というものを感じますし、父親だけでなく母親の言う事も同じように聞くようになります。
父親は子供にとって優しい存在でありながらも、どこか近寄りがたい雰囲気を持った大人という立場でいる方が家族としてはバランスの取れた子育てが出来るでしょう。
2.同じ目的へ向かって導く
家庭内で当たり前だと感じる事や、家族間での独自ルールなど、他人には分からないけれど価値観を形成する要素というものが家族の中にはありますよね。
そういった事を決めていく権限を持っているのは、一家の大黒柱である父親だと言えるでしょう。
家族という小さなコミュニティを形成する上で、マナーやルールというものは家族全員が同じ価値観で受け止めていなければいけないものですよね。
礼儀作法がなっていない子供は他人から見たら「親のしつけがなっていないのだな」と感じられますし、いっぽう礼儀正しい子供というのは「親のしつけが行き届いているのだな」と感じられるはずです。
そういった、土台となる考え方や価値観をしっかりと伝え教えていくのは父親の役割であり、そこからはみ出した行いをしたり考え方を正すのであれば早いうちに修正をかけるという事が大切になってくるでしょう。
3.強力なサポートをする
子育てをしていて何もかも100%だと感じている母親はごく少数でしょう。
自分が思っているよりもご飯やミルクを口にしなかったり、何度同じ事を注意しても母親の言う事を聞かずに悪さばかりしていたり。
子供は母親の顔色をその都度伺いながら「ここまで悪さをしていても大丈夫だな」とか「こんなふうな態度で接したらどうだろう」といった具合に毎回試しながら行動しているといっても良いでしょう。
そういった子供との、ある意味駆け引きとも言えるやり取りは、毎日続くとなると母親の大きなストレスの原因にもなり得ます。
そのような子育てのストレスを少しでも軽減させるには父親である旦那さんとの関係が良好である事が大前提です。
母親のサポートを父親が全力で行う事で、母親にとっては絶対的な味方を得たような気持ちになります。
子育て期間中、母親は外の世界との関係を遮断してしまいがちですから、最も身近な存在である旦那さんとの良好な関係は子育てをする上で必要不可欠な要素という事が出来るでしょう。
家族のまとめ役でもある父親
船頭多くして船山に登るという言葉がありますが、子育てにおいても、家庭の中で舵取りをする人が多ければ子供はいったい誰の言葉を信じて良いのかわからなくなってしまいます。
家族のまとめ役、先導役として父親が威厳を持った発言をする事で家族はスムーズに同じ方向を向いて成り立っていくと言えます。
家庭の中が上手く行っているかどうかという事は子育てにおいてとても重要なポイントであり、家族とりわけ、夫婦の仲を良好に保つと言う事はもっとも子供に影響する要素であると言えるでしょう。