一昔前は専業主婦が当たり前で、女性が家事をするのが当然と思われていました。
しかし今は女性の社会進出がすすんだため、共働きの家庭が一般的になってきました。
それでも女性が家事をするという意識がまだ根強く残っており、女性の負担が大きくなってしまうことが多いようです。
これでは女性の仕事に支障がでてきてしまいますよね。
共働きと家事を両方うまくいかせるためには、夫婦がお互いに理解しあい、協力し合うことが大切です。
では、具体的にどのようにしたらよいのでしょうか。
その方法をご紹介します。
1.家事の分担を明確にする
家事というとどのようなものが思いつきますか?
ゴミ捨て、掃除、洗濯、料理、片付け、子供の見送り、子供の世話、アイロンがけ、お皿洗い…などあげたらきりがありません。
しかしほぼすべての家事が毎日やらなければいけないことです。
仕事にはお休みがあっても家事にお休みなどないのです。
それを一人にすべて押し付けるということはあまりにも残酷すぎると思いませんか?
時間がいくらあってもたりません。
24時間フル回転で仕事と家事を一人でやるとなったら、それはあまりにも大変です。
ですから、夫婦で分担する必要があるのです。
それぞれ、得意分野、苦手分野、好きな家事、嫌いな家事があるかと思います。
まずはそれをもとに、できること、やりたいことにわけます。
好きなことや得意分野であればさほど分担に困らないのですが、問題は嫌いなこと、苦手なことです。
ついつい後回しにしてしまったり、人任せにしてしまいがちです。
しかし、それでは家事は滞りますし、ケンカの原因にもなります。
分野で分担するとどうしてももめてしまいがちになりますので、苦手分野に関しては交互に担当したり、
平日は奥さんが、休日は旦那さんがというような分け方も効果的です。
そしてどうしても自分たちではやりたくない家事に関しては外部委託することもできます。
家事の分担でkjけんかになってしまいそうでしたら、外部に頼ることもひとつの方法です。
外部の業者さんでもよいですし、実家や義実家の家族の中にその家事が得意な人がいれば、お願いしてみるのもよいかもしれません。
家事のことで頭がいっぱいになってしまって仕事がおろそかになってしまうようでは本末転倒ですから、
時には人の力を借りることも考慮にいれておきましょう。
2お互いがお互いに対して感謝の気持ちを忘れない
家事は毎日のことです。
当たり前と思わずにやってもらったらしっかりと相手に感謝の気持ちを伝えましょう。
こうすることで、相手は報われます。
やる気にもつながります。
家事にはマイルールがある人も多いです。
ここの掃除はこのように、この料理はこの手順で、といったように、きまったやり方がある場合もあります。
もしも相手が自分とは違ったやり方をしていたとしても、出来上がりや結果が思っていたのと少し違ったとしても怒ってはいけません。
まずはやってくれたことに関して感謝の気持ちを伝えましょう。
お願いしたからには相手にまかせることも大切です。
もしあなたのマイルールを押し通したかったら自分で家事をやるのが一番です。
せっかく家事をやってもらったにもかかわらず、そこでけんかをしてしまっては、それはとても悲しいことです。
家事をしてもらうのは当たり前のことではないということを忘れないようにしましょう。
3.大げさにほめる
家事をしてもらったら、相手を大げさにほめてみましょう。
掃除をしてもらったら「わ。
ピッカピカだね、さすが」といったり、料理をしてもらったら「おいしい。
外で食べるよりずっとおいしいね。
またたべたいな」などとほめるのです。
ほめられて悪い気がする人などいません。
ほめられればほめられるほど、家事へのモチベーションがあがります。
またがんばろうと思ってもらえます。
「本当に助かったわ」と一言添えるだけでもぜんぜん違います。
毎日一緒にいるとついついほめることを忘れてしまいがちですが、言葉の魔法ってあるのです。
ほめる習慣をつけましょう。
4.たまにはゲーム感覚で家事を楽しむ
家事は毎日やっているとどうしても義務化してきてしまいます。
だからこそ、それをたまにはゲーム感覚で楽しんでみるとよいと思います。
「どちらがきれいに掃除できるか競争してみよう」などと単純なことでいいのです。
毎日の退屈で大変な家事も少しは楽しく思えてくるかもしれません。
いかがでしたか?
共働きの夫婦にとって家事は大きな問題です。
仕事がどんなに忙しくても、家事はやらないとどんどんたまっていきますし、
子供がいる場合は子供の送り迎えや世話など、待ってはくれません。
必ず仕事と並行してやっていかなければいけないのです。
だからこそ、家事と仕事を両立させるために夫婦でしっかり話し合いをする必要があるのです。
家事がうまくいけば、家庭もうまくいきます。
両立できるようにがんばりましょう。