結婚は2人で一生の愛を誓い合ってしますよね。
ところが、一生の愛を誓っても時間が経つとそうではなくなってきてしまうこともあります。
最近では離婚はめずらしいことではなくなってきています。
自立した女性が増えてきたということもあると思いますが、専業主婦の方も例外ではないでしょう。
いざ離婚をするとなったときに、専業主婦の方が困らないために考えてやっておくべきことをご紹介します。
1.生活の基盤を作っておく
離婚したい、となってもまず家を出た後に住む場所がないと始まりません。
離婚を切り出す前から下調べや準備は必要です。
離婚をしたいと思うと一刻も早く家を出たいと思うかもしれませんが、そこは少し我慢をしてください。
家を出て、実家に身を寄せるのであれば、まず前もってご両親に話をして理解してもらうなど手回しをしておきましょう。
ご実家の協力が得られない場合は、住宅情報を調べ離婚を切り出すときには引っ越せる状態にしておいたほうがいいですね。
新しい住所は旦那さんに教える必要はありませんが、連絡だけは取れるようにはしておきましょう。
また、専業主婦の方は収入がありませんので仕事を見つけておきましょう。
当たり前ですが生活にはお金がかかります。
もちろん別居中の生活費を夫に請求することはできますが、実際はすぐにもらうことはできないと思います。
とりあえず1人で自立して生活できるようになってから離婚を切り出して、家を出るようにしましょう。
2.離婚の理由を明確にしておく
離婚をしたいと言われすぐに了承する旦那さんはほとんどいないでしょう。
もちろん、もめないで話し合いができ離婚前にうちを出ることもなく済むのが一番スムーズですが
そういった場合はほとんどないでしょう。
離婚をする際には、必ずもめると考えておいたほうがいいですね。
もめてしまった場合、どうして離婚を望んでいるのか理由をはっきりさせておく必要があります。
理由もなく離婚したいと騒いでも、子供のわがままと同じで通りません。
日常のささいなことでも構いませんので、離婚したいと思うようになったきっかけなど紙などに書き出してみて、
自分がどうして離婚を決意したのか明確にしておきましょう。
そして、できれば離婚をしたいと切り出すときに、その離婚理由を旦那さんに伝え話し合いができればベストです。
とはいえ、離婚を切り出された旦那さんは感情的にもなるでしょうし、なかなか冷静な話し合いは難しいと思いますが。
面倒を避けてうちを出てしまいたいという人が大半だと思いますが、後々調停などになったときに、
家を出る前に離婚の意思を伝えていたか、話し合いをしたかによって有利になったり不利になったりするようですので、
可能であれば家を出る前に伝えておきましょう。
3.財産の確認しておく
いざ、離婚することが決まったときに出てくるトラブルは財産の分与です。
婚姻中に夫婦で築き上げた財産、貯金や家、保険料などは離婚の際は分与することが決められています。
配分はお互いの話し合いなどによって決められますが、分ける前にどの程度の財産があるのかよく調べておく必要があります。
どの程度の財産があったのか知らないと損をしてしまうこともありますので、
離婚を切り出す前に家庭にどの程度貯金などの財産があるのか写真やコピーなどをとっておきましょう。
また、離婚後に生活に困ってしまうような場合に財産的扶養分与として生活費をもらえる場合もありますので、
旦那さんの収入についてもよく調べておくことが必要です。
4.親権をはっきりさせる
もし離婚する際にお子さんがいらっしゃる場合、おそらく母親が連れて家を出ることが大半です。
離婚をするときにもめる原因の一つが子供の親権の問題でもあります。
環境、お子さんの精神状態をよく考慮して夫婦できちんとどちらが親権を持つかはっきりさせておきましょう。
別居中の養育費や生活費は旦那さんに請求できますが、すぐにもらえることのほうが少ないかもしれません。
お子さんを連れての別居は大変なものになると覚悟はしておいたほうがいいでしょう。
また、離婚後の養育費なども決めておく必要があります。
離婚は夫婦がお互いに感情的になってしまうため、もめてしまうことが多いものです。
弁護士さんに間に入ってもらう方法もありますが、金銭的に無理と諦めてしまう人がほとんどですのではないでしょうか。
収入の少ない人の弁護士費用は国の補助を受けることができる場合がありますので調べてみてはいかがでしょうか。
一昔前までは日本では結婚をしたら最後まで添い遂げるというのが一般的でした。
ところが、現代では2分間に1組、3組に1組の割合で離婚しているというのが現実です。
離婚はしないほうがいいのが当たり前ですが、離婚を選択する人は人生をやり直す、幸せになりたいために離婚を選びます。
新たなスタートをスムーズに始めるために参考にしてみてくださいね。