様々な理由から離婚し、シングルマザーとして子供を一人で養っている女性は現在多いものです。
シングルマザーになってから大変だと感じることは予想以上で、困難な日々が待っていることが多いでしょう。
シングルマザーとなったら、まずは仕事をしなくてはなりません。
仕事を始める前に気を付けておくべきことや対策法を紹介します。
1.子供の病気や怪我に対応出来る対策を
シングルマザーになることによって、必然的に仕事をしなくては生活が成り立たず、
無理をしてでも稼ぎに出ている方も多いことでしょう。
子供が万が一、大きな病気をした場合や、怪我をしてしまった時に、仕事を急に抜け出したり休むことは想定内でしょう。
しかし、それが長引いてしまったり入院となってしまうと、仕事に穴をあけてしまうことがあります。
そうなると、会社での居心地が悪くなってしまったり、周りに気を遣うあまり、仕事以上に疲れてしまうことがあります。
また子供の面倒を見ながらのため、十分な睡眠時間を確保することが難しい日々もあることでしょう。
出来ればこうした場合に周りのサポートを求めておくことが大切。
実の両親や兄弟などが近くに住んでいるのであれば、協力してもられる時には頼めるような関係を作っておく必要があるでしょう。
いざとなった時に急にサポートを求められても対応出来ない家庭も多いもの。
事前に事情を説明し、何かあった時には協力してほしい旨を伝え、さらに何件か確保しておくことで、
仕事への支障を最低限に抑えることが出来るでしょう。
2.子供との時間を必ず作ってあげる
中学生や高校生といった大きなお子さんの場合には、家にお母さんがいなくても友人らと遊んだり、
一人で留守番知することも可能なためさほど問題にはなりません。
しかし小学生以下の場合には、やはりお母さんとの時間がかなり必要とすることが多いです。
例えば幼稚園や保育園などの生活を送っている小さいお子さんの場合には、
お母さんと一緒に過ごしたいという思いを抱えていることが多く、
その時の接し方で子供の成長に大きく影響するといっても過言ではありません。
休みの日には丸一日一緒に過ごすことを心掛けたり、先の休みに合わせて一緒にお出かけのプランを立てたりすることによって、
お子さんにも楽しみが出来ます。
楽しみを持つことによって、お母さんは自分のことを考えてくれている、
一緒にいるためにお仕事をしてくれているという感情も生まれます。
お子さんの理解あってこそのお仕事ですので、お子さんとの時間を作り、その時間は子供の為だけに費やしてあげることで、
お子さんの心にもゆとりが出来ることでしょう。
濃厚な時間を過ごしてあげることで、母子共に強い絆が生まれるのです。
3.仕事の時間帯や残業を確認しておく
仕事の時間帯は求人を見る際に確認出来る事でしょう。
しかし中には、その日の仕事量に応じて残業があることも考えられます。
希望する会社の面接を受ける際には、あらかじめシングルマザーであることを話し、
残業に対応出来ない場合もあることを伝えておくことが大切です。
幼稚園・保育所・小学校はある程度帰宅時間が決まっているため、
その時間にお迎えに行かなければならないという事情が出てきます。
他の家族の方に代わりに行ってもらうことも可能ですが、身近にそうした頼れる相手がいないのであれば、
こうしたことは初めのうちに会社へ伝えておくべきです。
急にお迎えの時間が長引いてしまったら、お子さんも不安になり、
仕事をしていることに不満を持ってしまうことも考えられます。
仕事を始める前の段階で、対応できる範囲を伝えておくことで、
自分にとってもお子さんにとっても、また会社にとっても都合が良いのです。
定時時間以外対応出来ないのであれば、前もって話しておくことが大切です。
4.子供の行事や都合以外ではあまり休めない
シングルマザーが仕事をする上で一番つらいと感じるのが、自分の体調不良の時にあまり休めないということです。
少なくても子供の行事や病気などによって、仕事を休まなくてはいけない状況が必ず起きます。
また、幼稚園などに入所したての状態で仕事を始めるのであれば、
なおさら初めの半年は子供の体調によって休むことが多くなることが考えられます。
初めての集団生活によって、それまで健康だったお子さんも急に病気をしがちになり、
慣れない生活環境から発熱してしまうことも多いのです。
子供の都合で休んでしまうことが多いため、自分の都合や体調状態によって休むことが難しいというのは、
あらかじめ覚悟しておく必要があるでしょう。
そのためには自分の体調管理を疎かにしたり、寝不足状態が何日も続くような不規則な生活をしていると、
必ず支障が出てしまいます。
自己管理が大切なことは、常日頃から頭に入れておく必要があるでしょう。
シングルマザーで働きに出るというのは並大抵のことではないと感じることが多いでしょう。
しかし子供を生活させていくには、仕事をしなければならないのが現実です。
仕事を始める前にこうしたことを事前に注意し、把握しておくことが必要と言えるでしょう。