新しい命がおなかに宿ると、とてもとても嬉しい気持ちになりますよね。
でも、妊娠したら、つわりも始まり気持ちが悪い上におなかはどんどん大きくなって歩きずらいし、
なんだかわけもなく急に涙がでてしまうようになったという妊婦さんはいませんか。
また、いざ無事に出産は終わったのに、今度は育児と家事でばたばたして、ついついなんでもないことでイライラしてしまったり、
急に心が沈んでしまっているというママはいませんか?この症状はマタニティブルーです。
ほおっておくと深刻化する場合もありますから、適切な対処法でマタニティブルーをやっつけましょう。
妊娠中から産後に起こるマタニティブルーの原因と対策をご紹介します。
1.妊娠中のマタニティブルーの原因は
妊娠を継続する為のホルモンの影響による体の変化が原因の妊娠中マタニティブルーです。
妊娠初期はお腹にいる小さな命に嬉しくなったと思ったら、人によってはすぐに悪阻が始まります。
悪阻で毎日気持ちが悪いのでなかなか寝付けずに睡眠不足と不快な症状で気分も落ち込んでしまうことが原因で
マタニティブルーになってしまいます。
しかし、気づいたら悪阻も終わって快適な妊娠生活に。
そう思ったのもつかの間、妊娠後期は思っている以上にお腹が大きくなって身体がむくんでいきますし、
何をするのも大きなお腹が邪魔して行動を制限させられますし、これから始まる出産に不安になってしまったりすることが原因で
再びマタニティブルーに陥ってしまう妊婦さんも多いです。
特に初めての妊娠出産である女性に多く見られます。
2.出産後のマタニティブルーの原因
出産はとても素晴らしい出来事ですが、想像以上の体力、気力、エネルギーを使います。
ホルモンも妊娠中にたくさん分泌していたホルモンが一気に低下しますので身体に不調が現れやすいです。
また、出産で疲れ切った身体に、翌日から3時間おきの授乳に、おむつ交換、いつもの家事と睡眠不足が続いたまま
休む間もなくなれない育児生活も待っています。
産後の2~3週間後くらいに、ホルモン分泌の低下と身体疲労、寝不足などホルモンバランスと環境が原因で産後マタニティブルーが起こります。
2か月くらいで自然に治ることがほとんどですが、長いと1~2年くらい引きづります。
心も体も疲労困憊ぎみになり、涙もろくなったり、いちいちイライラしてしまったり、不安な気持ちになってしまったりするのです。
3.家事を任せてマタニティブルーを乗り切る
完璧主義な人ほどマタニティブルーになりやすいです。
外で働いていないんだからうちの事は全て私がやるわ、と思ってしまっている人は要注意です。
任せられるものは旦那様やご実家のお母様などに協力してもらいましょう。
特に洗濯や掃除などルーティン作業で出来る家事は男性にお任せすることをオススメします。
男性はやり方ややる時間などが決まっている方が進めやすいのです。
お願いするときは、助かるわ、と感謝の一言を忘れずに。
また、細かいことは目をつぶる姿勢が大事です。
気になるならば最初にやり方を教えましょう。
例えば、掃除機をかけたら必ず床を拭き掃除してとか具体的にお願いすることが大事です。
特に妊娠中はお腹が重くなるのでかがむお部屋の掃除や風呂場の掃除は旦那様にやってもらいましょう。
産後も少し家事が減るので体が休まるでしょう。
4.とにかく友人と話してマタニティブルーを乗り切る
なんだかんだいっても、ガールズトークほどストレスが発散されるものはありません。
できれば、同じくらいの小さな子供がいるママが、育児で不安なことに対してアドバイスがもらえるのでオススメです。
そうでなくても、仲良い友達と会って話をすることが、孤立感をなくしますのでマタニティブルーが改善されるでしょう。
出産後は働くこともいったんお休みしなければいけないですし、小さな子供抱えているのでなかなか外出もできません。
まだしゃべらない赤ちゃんと24時間べったりで他の誰とも会話ができない状態ではストレスになりますから、
是非お友達に家に来てもらったり、赤ちゃんとお散歩がてら外へ散歩につきあってもらいましょう。
5.子育て支援センター活用でマタニティブルーを乗り切る
小さな子供とママの為の子育て支援センターが各地にあります。
ここは年齢に合わせた知育活動や運動プログラム、手遊びなどをおこなってくれる施設で無料で利用できます。
ここには当然、同じくらいの子供を持つママ達が赤ちゃんと一緒にやってきますし、保育士さんもいらっしゃいます。
子育てで悩んだことも相談に乗ってもらえますし、何をして遊んであげればいいのかわからない時に、
ここへ来ればいろいろな遊びを通じた活動ができます。
いろいろなママと話すことでスッキリしますし楽しいです。
一人でお世話も遊びも全部やるのは限界があります。
上手にこのようなセンターを利用しましょう。
6.一人の時間をもつことでマタニティブルーを乗り切る
たまには旦那様に子供を預けて、またはご実家のお母様に預けて、一人の時間を作りましょう。
1時間でも自分の時間がもてたら、ほっと一息つけますね。
近くのカフェで一人お茶しながら読書したり、フィットネスジムに行くのもオススメです。
息抜きはママに必要ですから遠慮しないで任せちゃいましょう。
7.アロマテラピーでマタニティブルーを乗り切る
アロマテラピーはマタニティブルーにとってもオススメです。
なぜならば、アロマの良い臭いは、ホルモンバランスを正常に戻してくれる働きをする効果があるものもあるのです。
一人の時はセージやゼラニウムがオススメ。
赤ちゃんと一緒のお部屋にはラベンダーやティーツリー、ローズウッドなど赤ちゃんにも使えて、リラックス効果もある精油を使いましょうね。
アロマディフューザーがなくても、ティッシュに数滴、好みのエッセンシャルオイルをたらしてお部屋に置いておくだけでOK。
抗菌作用もありますので感染症予防にもオススメです。
マタニティブルーを乗り切るには周りの協力が必要不可欠。
特に旦那様は奥様をサポートして上げて下さい。
協力してもらえる人がいるという安心感もマタニティブルーを改善するのにとっても効果的です。
ママは頑張りすぎないで、赤ちゃんのお世話に専念しましょう。