みなさんは「ママカースト」という言葉の意味をご存じですか?
ママカーストとは近年耳にするようになった言葉のひとつで、ママ友達の中にできる序列といわれています。
同じ学年、同じクラスと、条件は同じなのになぜこのような序列が出来てしまうのでしょうか?
また、序列の波乱に巻き込まれないためにも注意すべきことはあるのでしょうか?
今回はこのママカースト制度についてご紹介していきます。
~ママカースト制度はなにで決まるの?~
1.お子さんの習い事の数と内容
お子さんが色々な経験を積むため・お子さんが興味を示しているため・お子さんの長所をのばしたいため・お子さんの苦手を克服ひたいため…など、
さまざまな理由で始める習い事。
でも実はここにもママカーストのきっかけは隠れています。
例えば近年体育の必須科目になったこともあり人気があがりはじめている「ダンス」。
お子さんが曲に合わせて体を動かす楽しさを感じられたり、運動不足が解消できたり、
チームワークを学べたりする習い事のひとつですが、どこのスタジオに通っているのか?というところに視点をおくママも少なくありません。
最寄駅前にあるキッズスタジオに通っているのか?それとも、某有名アーティストが開設したスタジオに通っているのか?
某有名ダンサーが通っていたと有名なスタジオなのか?こういったことをお互いに聞きあい、
有名なところに通っているママたち上位・駅前のスタジオに通っているママが下位と位置づけられることも少なくありません。
2.長期休みにどこの旅行に行くのか
日本にはゴールデンウィーク・夏休み・シルバーウィーク・冬休み・春休みと大型連休が何度もあります。
大型連休は連日宿泊できるというメリットもありますが、費用が高くなりやすい時期でもあります。
実はこの時期の旅行がママカーストの材料になることもあります。
まずは旅行に行くのか?行くのであれば、国内なのか?もしくは海外なのか?海外ならどこにいくのか?など質問責めに合う方も少なくありません。
逆に国内旅行の方が「今年ハワイに行きたかったのに主人の仕事が重なって国内しか行けないのよね~…」と先手を打つ方も…
大型連休は家族の時間を楽しめれば、旅行に行かなくても家の中での十分に楽しめるのではないか?と感じますが、
カーストの世界にはこういった考えはなかなかないようです。
3.先生との距離を縮める
先生との距離を縮めることで、なにかあれば「私が先生に祖横断してあげるわよ」と距離がちかいかのようなことを口にします。
すると自然とクラスの中心人物になりつつあり、そのままの流れで保護者の中の代表のような存在になっていきます。
これがのちにカーストに発展することも…正直先生は全員の保護者に対して同じ発言をします。
それに先生は保護者を見ればすぐにカーストを見抜きます。
なので、カーストトップの対応はある意味特別対応です。
波風をたてぬよう…穏便におさまるよう…と努力があります。
4.どんな住まいなのか
今日本には大きくわけて賃貸と持家の2つがあります。
それぞれ細かくすると賃貸はアパート・マンション・戸建などがあり、持家もマンション・戸建があります。
相手がどんな住まいなのか?ということがわかると必然的に、旦那さんの年収の高低の検討がつくものです。
これを材料にカーストができることもあります。
~ママ友達との付き合いで注意すべき点~
1.特定の人となかよくしない
特定の人となかよくすると、なんとなくグループ化してしまい、それが派閥のようになることも少なくありません。
大人になってからの友達作り、まして子どもの年齢が同じなだけなので、ママ同士の年齢はそれぞれ…
その中で見つけた親近感のわくママはとても貴重ではありますが深入りしすぎると後に影響が出てきてしまうこともあるので、
適度なお付き合いができると一番いいですよね。
2.派手な格好をしない
ママカーストあるあるが身につけているブランドだったりします。
とはいえ、いまどきは財布が有名ブランド・カバンが有名ブランドというのが主流になってきました。
なので意識しずぎることはないですが、洋服・靴・アクセサリーなど、ごてごてにしすぎてしまうと、目につきやすいものです。
あくまで自然体が一番理想です。
3.陰口を言わない
人間どんな時に何を話されてしまうかわかりません。
「○○さんがこんなこと言っていたわよ」という話題ひとつでも「△△ちゃんがうちの子にこんなことをしてくれて嬉しかった~って喜んでいたの」
であればいいですが「△△ちゃんがうちの子の粘土をとって投げたらしいの。ひどいでしょ?」という話だとしましょう。
この話がオーバーになってしまい「どんな子育てしているんだか」など余計なひと言が加算されたらいかがですか?
悪い噂は良い噂の2倍はやく広まると言われています。
口は災いのもと…ですね。
ママカーストは必要なのか?と感じてしまいますが、ついできあがってしまうものだもあります。
自分はもちろんお子さんのためにも、誰にでも平等に接して、常に感謝の心を忘れずに互いに接していけば問題はありません。
今回はカーストでよくあるケースをご案内しましたが、カーストのない幼稚園・保育園・学校ももちろん存在します。
親子ともに安心して通うためには、ひとりひとりの気持ちが大切ですね。