ようやく、暑さもひと段落し、これから冬にむけて気になるのが、女性の大敵ともいわれる、乾燥です。
乾燥といえば、ふっと頭に浮かぶのが加湿器。
今では自宅に2.3台なんていう時代です。
ただ、加湿器といえど、上手に付き合わなければならないという事実はご存知でしょうか。
ここ近年では、子供に限らず大人までもが、アレルギーなどとよく聞く頻度が高くなってきました。
まさに、加湿器から引き起こされる加湿器病というものが存在するようです。
従来、加湿器と聞けば、美容効果を期待しての保湿や、喉など、乾燥からの風邪予防対策の一つと考えられていました。
加湿器病とは、知らず知らずのうちに加湿器内で発生したカビを吸い込み続けることによるアレルギー性の肺疾患です。
一日中、加湿器はつけたまま。
就寝中も乾燥するのでつけたままなどという、心当たりのある方はこれから、おうちの加湿器とも上手に付き合っていく為に、
加湿器にカビが生える原因と掃除法についてご紹介します。
1.加湿器にカビが生える原因
お手持ちの加湿器の給水タンクや、交換フィルターなどの部分にカビが生えていませんか。
ついつい、タンクの水をそのままにしておいてこまめに交換していない。
水道水ではなく、他の水を使用してしまっている。
といった何気ない行動がカビをつくる原因となり更には加湿器の吹き出し口から、加湿器内で繁殖したカビが空気中に
どんどん放出されているといった恐ろしい光景となります。
そして、この状況で生活をしていると、ついついカビを体に取り入れアレルギー症状を引き起こすと考えられています。
2.加湿器のカビの掃除法
加湿器に繁殖してしまったカビを除去するには、何が効果的なのでしょうか。
まずは、塩素系の漂白剤を薄めた水で、水拭きをしてみましょう。
そのほか、定期的なお手入れ方法としては、クエン酸洗浄剤なども効果的です。
クエン酸洗浄剤などは、ドラッグストアや大型量販店などでもここ最近では、よくカビ対策コーナーなどでも目に止まります。
なんといっても、加湿器も各メーカーそれぞれなので、あくまでお手入れ方法については、このような事が使用可能であるかは、
直接説明書で確認もしくは、問い合わせた上で慎重に行って、今まで悩まされ続けていたカビ問題ともすっきりおさらばしたいところです。
あと、重要なポイントとしまして、水分はカビを増殖させます。
ゆえに、お手入れのあとには、必ずしも水気を残さないというところが重要となってきます。
基本的には、加湿器の給水タンクに水を残しておかない。
先ほどお伝えしたように、ミネラルウォーターや、浄水などはカビが発生しやすい為、水道水を使用する。
次にもし、加湿器を購入することになったら、まずは掃除がしやすい製品を選んで購入することをオススメします。
特にフィルター部分などを、重点的に掃除をしやすいものを選んでおくといいでしょう。
また、加湿器の内部が、抗菌対策の施されている製品がここ最近目立ってきています。
カビから身を守るためにも、ここは重要視したい点です。
ついつい、加湿器を選ぶポイントとしては機能的なところに目が行き、どうしても、便利機能には耳を傾けてしまうと思いますが、
結局のところは掃除のしやすさや、カビから守るといったところも選ぶ1番のポイントになってくるのです。
加湿器も様々ありますが、スチームを大量にだすタイプの加湿器はどうしても、一気に部屋の湿度をあげてしまいすぎるところがあるので、
大切な家具、カーテンなどにもカビが生える原因となってしまいます。
やはり、部屋の湿度は40から60パーセントを維持したいところです。
では、なかなかカビの生えないような加湿器はないものなのか。
と、考えた時に、皆様もお目にしたことがあると思いますが、気化式加湿器というものをご存知でしょうか。
気化式加湿器のいいところは、部屋の湿度を緩やかに上げていくという点です。
それに加え、吹き出し口は水で濡れることがないとの事です。
きちんとした加湿器を選ぶということも非常い重要です。
どうしても、これからの季節には欠かせない加湿器なので、自分の生活スタイルに合った、そして長く付き合える製品に出会える事を願います。
そして、これからはこまめに掃除を心がけ、健康で楽しい毎日を過ごせるように日々努力していきましょう。
アレルギー知らずになりましょう。
是非、楽しい冬を迎えるにあたり、このことを頭の片隅に置いていただき、加湿器とうまく付き合っていただきたいと思います。