産まれたての赤ちゃんから、もうハイハイもできるような赤ちゃんまで、抱っこしないといつまでも泣いていたり、
ぐずる赤ちゃんに困っているママはいませんか?こんなに抱っこ抱っこで大丈夫かしら?とか、
もう抱っこばかりで家事もなんにもできないと悩んでいるママもいるでしょう。
抱き癖がついたのかな?と思うママもいますよね。
赤ちゃんに抱き癖がつく原因や抱き癖は良いの悪いの?など抱き癖についてご紹介します。
1.抱き癖が赤ちゃんにつく原因は?
赤ちゃんにつく抱き癖は、赤ちゃんが泣き止まなかったり、ぐずりっぱなしで抱っこばかりしていて抱っこしないと赤ちゃんの機嫌が
直らなくなった気がするママが「うちの子は抱き癖がついてしまって」というのです。
抱っこ抱っこになってしまう原因ですが、これは赤ちゃんがママに対して甘えてきていることであったり、
赤ちゃんが何か不安になっているときに安心したかったりすることが原因であることが多いです。
ママは赤ちゃんの安心基地でありますから、何かあればすぐにママとくっついて安心感を得たいのです。
抱き癖というと悪く聞こえがちですが、抱っこしてほしいということを訴えていることは悪いことではありません。
この抱っこというスキンシップを通じて密接な愛着や信頼関係が形成されるのです。
赤ちゃんの情緒の発達には抱っこが必要不可欠です。
2.抱き癖を治す方法とそのリスク
赤ちゃんを抱っこしていないと泣き止まない場合は、他に何もできずにイライラしてしまいますし、疲れますよね。
もしも本当に抱っこ癖を治したいのなら、赤ちゃんが泣いても、何か痛いことや病気でなければ少し放っておく、
抱っこはしないようにすると次第にちょっとのことでは泣かなくなります。
泣いてもママが抱っこしに来てくれないからもう泣かないというふうになるでしょう。
あまり泣かないので育てやすいでしょう。
しかし、これで抱き癖は治るかもしれませんが、赤ちゃんは抱っこしてほしいという感情を押し殺しているのです。
赤ちゃんの情緒の発達には抱っこというスキンシップが密接な愛着形成をする上で必要不可欠です。
スキンシップが足りないと将来的に様々な問題が出てくる可能性があります。
抱かれないで育った子供の中には友達と上手に遊べない子供もいますし、乱暴で攻撃的な子供になったり、無表情な子供になったりすることもあります。
抱っこは大変かもしれませんが、小さいうちは特に、家事を止めてでも抱っこしてあげて下さい。
3.抱き癖がつくから抱っこは控えなさいはウソ!?
毎日毎日抱っこ抱っこ抱っこでも抱き癖がつくことはありません。
抱っこしてほしいので抱っこ抱っことは言ってきますが、小さい子はそんなものです。
抱っこしてほしいときに抱っこしてもらえて欲求を満たせてもらえた子供は発達の面でとっても健やかに育ちます。
あまり抱っこされずに育った子供は発達障害になる場合が多いです。
精神面でも発達障害が起こります。
食事や排せつや住居環境を万全に整えられた場所で育てられた赤ちゃんで、抱っこを全くされなかった赤ちゃんは、
どんなに衣食住の環境が良くても、どんどん死んでいったという過去の恐ろしいデータもあります。
4.抱っこによる良い効果
抱っこをすればするほど、スキンシップで信頼関係や愛着形成を築くことができます。
また、抱っこするとオキシトシンというホルモンが分泌されて、セロトニンの分泌も活性化され、ストレスに強くなり、
記憶力がよくなり、学習効果が高まるという研究データがあります。
また、心と体の成長も促す効果もあります。
ストレスに強くなるということは、不安な心を持たないでいられるので萎縮もしませんから脳も活性化し、学習効果も高まるのです。
抱っこによって、自分は愛されているんだ、何かあればこの場所があるから大丈夫という安心感や自己肯定感が育ちます。
ですので、どんなときも抱っこしてあげて大丈夫です。
小さい時に抱っこされて育った子供は将来、非行に走る傾向は少ないとのデータがあります。
まじめなママほど、将来自立できる人にさせなくてはと甘やかすことをさせないようにしてしまいますが、
抱っこは甘やかしではありませんので大丈夫です。
抱っこすることはお医者様からも推奨されている事ですから、ちょっと大変ではありますが頑張って抱っこ、
出来なければおんぶでもいいので出来る限り肌がくっつく時間を長く取ってあげて下さい。
赤ちゃんの抱き癖は直さなくて大丈夫です。
愛着形成や自己肯定感を持てるようになるために必要なものです。