もう臨月。
あっという間に妊娠生活ももうすぐ終わりで、お腹はパンパン。
臨月はもう赤ちゃんが生まれてもいいですよという時期です。
今か今かと出産を待ち望みつつ、あれ?出産予定日が過ぎたけれどまったく生まれる気配がない。
そんな女性も多いことでしょう。
出産予定日に赤ちゃんが生まれる人は意外に少ないのです。
でも予定日が過ぎてしまっても変化がないと心配ですよね。
出産予定日超過の原因とそのときの過ごし方について、ご紹介します。
1.出産予定日超過の原因とは
出産予定日超過の原因はいくつかあります。
まずは、ママの子宮口が固くなっている場合です。
子宮口が緊張していて固くなっているのです。
その為、子宮口がなかなか開かずに陣痛が起こらないことがあります。
出産は特に初めての経験のママは緊張しますよね。
出産予定日が近づけば近づくほど緊張は増して当然です。
でも緊張もするかと思いますが、ママがリラックスすることで子宮口も緩くなっていきます。
次に、もともと計算して出した出産予定日が違っていることがあります。
妊娠前の生理の日や生理周期は自己申告になりますからそこから間違っていれば出産予定日も間違っていきます。
もちろん、エコーで赤ちゃんの大きさなど成長具合も加味して出産予定日を算出してもらえますが、ほとんどは最終生理日から数えて出産予定日を決めます。
生理の日の申告を間違っていると予定日が狂います。
生理不順の人は計算上の予定日ではなかなか読み取れないので、生理の日から算出しないで胎児の大きさで判断することもあるので、この場合も狂いが生じやすいです。
また、ママや胎児に準備ができていないと出産予定日が超過しやすいです。
特にママの疲れが取れていないなど体力勝負の出産に耐えられる身体になっていないと陣痛も起こりにくいので不思議ですよね。
この時期は他の悩みは忘れて出産に向けて、しっかりと休養とリラックスできる環境を整えて過ごしましょう。
2.予定日を超過するとどんなことが起こるのか?
予定日は前後しても問題はありません。
ただし、10日異常超過したらちょっとリスクが高まります。
例えば、羊水が減少していきます。
羊水は出産予定日を過ぎるとだんだん減ってきます。
羊水が減ると、出産時の赤ちゃんに負担がかかります。
へその緒が圧迫されて、酸素が送られにくくなり、赤ちゃんが十分に酸素を取れなくなってしまうのです。
とても危険な状態です。
羊水が減るだけでなく、汚れていきます。
通常赤ちゃんはお腹の中では排便をしません。
ただし何らかの原因で排便することがまれにあり、もしも羊水の中で排便したら羊水が少ない状態での排便はその便を赤ちゃんが飲んでしまうことがあります。
胎便吸引症候群(MAS)と言われるもので、呼吸障害を引き起こしやすいのです。
そして、他にもママの胎盤の機能が低下していきます。
胎盤もだんだんと機能が衰えていきます。
胎盤機能が低下すると、赤ちゃんへの栄養や酸素が十分に運ばれなくなり、赤ちゃんが危険な状態に陥りやすい環境にお腹の中がなります。
3.出産予定日を超過した時の過ごし方は?
まずはお医者様に胎児の状態をちょくちょくみてもらうことです。
その上で大丈夫な状態であれば、普段と変わらずに、ゆったりとストレスない生活を送りましょう。
そして出来るだけ簡単な運動をすることです。
一番いいのはウォーキングです。
ゆっくり自分のペースで歩きましょう。
町の景色を眺めながら赤ちゃんに話しかけてみるといいですよ。
とにかくストレスをかかえると緊張してしまいますから、気を付けましょう。
いつ出産が訪れてもいいように、病院に持っていくものは全てトランクや旅行バックに詰めておき、いつ来てもすぐに出かけられる状態でいれば安心です。
ねんのため、陣痛が起きた時にすぐ来てくれるタクシーの手配ができる状態にもしておきましょう。
出産予定日どおりに産まれないのが出産です。
あまり気にせずにゆったりと過ごして待ちましょう。
そのうち、赤ちゃんのタイミングで陣痛が始まりますから大丈夫です。