離婚件数は年々増え続け、最近ではお互い再婚というカップルも少なくありません。
再婚して前回の結婚生活がうそのように幸せな毎日を送っている人もいることでしょう。
しかし、中には絶対に再婚したくない、と思っている人もいます。
その人たちが頑なに再婚を拒む理由とは何なのでしょうか。
1.子どもを傷つけたくない
夫婦二人の間には夫婦にしかわからない問題があっても、子どもにとってはたったひとりの母親であり父親です。
再婚をして、新しいお母さん、お父さんとの生活を子どもが受け入れてくれるのかという不安は計り知れないものがあります。
どれだけ再婚相手が良い人であっても、子どもの心が打ち解けるのには相当な時間がかかることでしょう。
そういったことを考えると、子どものためにも再婚をしたくない、と思ってしまうようです。
自分が再婚することによって子どもを傷つけてしまうのなら、諦めようと考えてしまうのでしょう。
2.結婚生活に対するトラウマが強い
前回の結婚生活でのトラウマが強いと、再婚をしてもまた同じような境遇になるのではないかと不安を抱いてしまう人も多くなります。
DVなど相手に肉体的にも精神的にも追い詰められていた辛い過去があると、結婚ということを想像しただけでストレスに感じてしまうこともあります。
また、どちらかの浮気が原因で離婚に至った場合には、再婚をしても同じようなことになるのではないかという不安を抱えてしまい、再婚に対する希望を持てなくなることが考えられます。
3.異性に対する不信感がある
前回の結婚生活の中で、相手に裏切られたり浮気をされたり、または暴力をふるわれていたなど、不信感を常に抱えていたような場合は、異性全般に対する強い不信感を抱きがちです。
結婚生活に対する不安と似たような感情ですが、この理由で再婚を遠ざけてしまう場合は、新たな恋愛をすることも難しくなってしまいます。
世の中にはさまざまな人がいるわけですが、過去の辛い経験が新しい異性との出会いさえも否定してしまうのですね。
4.もともと結婚願望が強くなかった
再婚をしたくないという人の中には、もともと結婚願望自体が強くなかったという人もいます。
前回の結婚生活でも相手や自分にそれほど問題がある場合でなくても、お互いの性格の不一致や価値観の違いで離婚を選び、円満に解決した人もたくさんいることでしょう。
そのような場合は、結婚生活や相手に対してネガティブな感情は持っていませんが、もともと結婚生活に興味がないため、二回目はもういいかな、と考えてしまうのでしょうね。
結婚生活に対しては興味をなくしていても、このタイプの人は新しい恋には積極的です。
恋愛や出会いは求めても、再婚相手は求めない、ということでしょう。
5.離婚により価値観が変わった
これまで一緒に生活してきた人と、他人になる行為が離婚です。
単なる制度上のことだけではなく、精神的にも大きな影響を受ける人がほとんどでしょう。
そのため、全ての手続きが終わり、離婚が成立したときには、結婚生活を送っていたときと別人のようになってしまう人も少なくありません。
これからは自由に自分の人生を大切に生きようという気持ちが強くなるのか、新しい恋愛や再婚よりも自己実現に情熱を傾ける人も多いものです。
過去の辛い経験や悲しい思い出は、時間が経ってもなかなか癒えないものです。
一度離婚という大きな経験をしていると再び結婚生活を歩むのもなかなか大きな決心がいることかもしれません。
子どもやお互いの状況など、さまざまな問題や困難があるかもしれませんが、新しいパートナーと良い再スタートをきれると良いですね。