妊婦のりんご病感染は赤ちゃんの危機!自覚症状が少ないためきちんと予防法を!

妊娠中の妊婦さんの病気はお腹の赤ちゃんに多大な影響を及ぼしてしまうことがあるのです。

小さな子どもたちが感染することで有名なりんご病も、妊婦さんに伝染ると赤ちゃんに悪い影響が出てしまう可能性がある病気のひとつです。

第2子妊娠中のママの場合、上のお兄ちゃん、お姉ちゃんが保育園や幼稚園でりんご病にかかって、

家庭に持ち込んでくることも多いので特に注意が必要です。

今日はりんご病の症状や予防法について、ご紹介しますので、妊婦の皆さんはチェックしてみてください。

1.りんご病って何?

りんご病は、バルボウィルスB19と言うウィルスの感染症であり、正式な病名は伝染性紅斑といいます。

この病気にかかると症状のひとつとして両方の頬がりんごのように真っ赤になることから、りんご病という名前が付いたそうです。

4歳~10歳児が感染することが多いとされています。

約半数の人が15歳までに免疫を得るのですが、まれに成人での発症も見られます。

成人の抗体保有率は75%ほど。

りんご病は一度かかると終生免疫がつくため、その後繰り返して感染することはないと言われています。

また人間だけに感染し、動物からの感染等はありません。

りんご病は咳やくしゃみによる飛沫に含まれる病原体が、口や鼻等の粘膜につくことで感染してしまいます。

血液を介しても感染します。

また、妊婦さんが感染すると胎児への母子感染をする危険性もあります。

感染力は非常に強いので怖い病気です。

2.りんご病の症状はどんなもの?

小児期にりんご病に感染すると、発熱や全身の倦怠感のほかに間接痛や、特徴的な両頬の赤い斑点が出てきます。

発疹自体は10日ほどで消えて、治ってしまいます。

このりんご病、潜伏期間が1週間ほどあり頬の赤い発疹が出てくるまでは2-3週間はかかります。

発疹が出てくる前あたりがもっとも感染力が高いといわれています。

ですから、りんご病だったんだと分かったころは、すでに周囲の人々に伝染してしまっているというわけです。

一方、成人がりんご病にかかった時は、風邪のような症状と関節痛があらわれるだけで特徴的な頬の赤い発疹は出ない…

というようなケースも多く、ますます診断が難しくなります。

自分がりんご病だと自覚がないまま、人に伝染してしまうなんて何だか申し訳ないですよね。

3.妊婦さんがりんご病にかかるとどんなリスクがあるの?

りんご病は致死率がきわめて低い病気ですが、妊娠中に妊婦さんがりんご病に感染してしまうと、

お腹の赤ちゃんが亡くなってしまうという悲しい結果になることもあります。

このりんご病のウィルスは赤血球の元細胞「赤芽球」という細胞に感染し、破壊してしまうことで、

一時的に赤血球産生が止まってしまうということです。

妊娠初期(20週未満)の妊婦さんがこの病気に感染してしまうと、

胎盤を通じりんご病に感染した赤ちゃんの血液からどんどん赤血球が無くなっていき、胎児貧血にかかりやすくなると言われています。

この貧血が悪化していくとお腹の赤ちゃんがむくんでしまい、最悪のケース、亡くなってしまうそうです。

4.妊娠中にりんご病のリスクに赤ちゃんをさらさないためにはどうしたらいい?

りんご病に限らず、妊婦さんは普段からマスクをしたり、うがい手洗いを励行するなど、飛沫感染のリスクを減らす心がけが必要です。

そして兄弟、姉妹がいる場合は子どもたちにもその習慣を身につけましょう。

特に妊娠初期の妊婦さんがりんご病にかかるとお腹の赤ちゃんへの感染や、その後の死亡リスクが高いと言われているので注意が必要です。

もし第2子妊娠中で、上のお子さんがりんご病になったと思ったら、すぐにかかりつけの産婦人科に相談してみてください。

妊婦さん自身が妊娠前からりんご病の抗体を持っていれば、まず心配はないわけです。

血液検査などをしてもらってください。

また、万が一抗体がなかった場合も、早期対応がリスクを減らす鍵でもあります。

5.妊婦さんがりんご病にかかったときの治療はどうするの?

妊娠中であっても、そうでなくても、りんご病に対しては対症療法しかありません。

熱や関節痛などの症状をやわらげる薬を飲んで安静にしているしかなく、自然治癒を待つのみです。

ワクチンも治療薬もないので、とにかく予防が重要です。

妊婦さんの場合は対症療法以外に、血液検査をして抗体や感染時期を確認することをします。

それから母子ともに経過観察をするのですが、妊婦さんが感染した時期から10週間は、週に1-2回はエコー検査を実施するのが一般的なようです。

妊婦さんから赤ちゃんへの感染が認められた場合は、妊娠33週以降に早期に帝王切開等をし、

赤ちゃんを早く外に出してあげ、りんご病の症状に対して治療を開始することもあります。

いかがでしたでしょうか。

りんご病は感染力が強く、しかも潜伏期間中に広がってしまう上に、お腹の赤ちゃんをも生命の危機にさらしてしまうような、

妊婦さんにとってはとても怖い病気だということがお分かりいただけましたでしょうか。

りんご病は5年おきという周期で流行るとも言われ、次の流行は2016年である可能性が高いそうです。

この時期に妊娠をお考えの妊婦さん、今妊活中という女性も、早くから自分の抗体の有無を調べたり、

飛沫感染防止の対策をするなどして、りんご病に感染しないようにしっかり予防しておきましょう。

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