どんな家庭にもそれぞれに悩みがあるかと思います。
中にはいっそのこと家族を捨ててしまいたいとまで思ってしまうこともあるでしょう。
今回は家族を捨ててしまいたいとまで思ってしまう理由についてご紹介します。
1.自分1人だけが犠牲になっている気がする
何人家族で生活しているのかにもよりますが、例えば両親が高齢であれば息子や娘が両親の生活に必要なものを買ってきたり、生活する上で日常的に身の回りの世話をするのは当たり前のことですよね。
けれども、そういった世話を自分1人だけで引き受けていると「自分自身の時間」というものは一切取れなくなってしまいます、自分の為だけに自由に使える時間がないと、毎日何のために自分が存在しているのかという事を自分自身に問いただすようになるでしょう。
そして、夜眠りにつく時に「今日も両親の為だけに時間を使ってしまった」と反省します。
反省したところで明日も世話をしなければいけないという事実は変わりませんから、先が見えない生活に嫌気がさしてしまいます。
実際、兄弟がおらず一人娘や一人息子の立場にいる人はそういった事もいつかは必ず考えなくてはいけない問題となります。
そうなると自分1人だけが犠牲になっていると感じてしまい、自分だけに負担がかかる家族であるならばいっそのこと捨ててしまいたいとすら思ってしまうわけです。
2.距離を置きたくても離れてくれない
家族の中にあまり関係を持ちたくない人物がいたとしても、他人の関係とは違いますから簡単に縁を切るだとか関係を一切経つという事はなかなか難しい事ですよね。
他人の方がまだ吹っ切れて、たとえ相手に嫌われてでも関係を断とうかと思えますが家族であればそうはいきません。
特に金銭的な要求をしてくる家族というのは厄介な存在で、他人であれば即関係を断ってそれ以降連絡も取れなければいい話ですが、家族の場合は自分がどこに引っ越したり、どこか遠くで就職したりしても必ず自分の居場所を知られることになりますから、いずれは相手の方からアポイントを取ってくるでしょう。
その相手を拒否するために物理的に距離を取っていたにもかかわらず相手の方からその距離を縮められるのですからその場ではどうしようもありません。
逃れられない相手との関係に嫌気がさしてしまい、そんな関係ならば解消したい、なかった事にしたいと思うのは普通の感覚というものでしょう。
3.金銭的負担が大きい
結婚前の独身貴族であれば自分で働いたお金は自由に使うことが出来ますよね。
誰かにその使い道をとやかく言われる筋合いはないですし、普通ならばお金の使い道くらいは自分でどうにでも出来るはずです。
しかしながら、家族の中に金銭的に困っている府とがいたならばその状況は変わってきます。
自分がどんなに一生懸命になって稼いだお金であっても、金銭的に困っている家族からお金を請求されたりすれば最初は拒んで抵抗するかもしれませんが、最終的には「家族なんだから」と他の家族からも促されて、自分の意思とは関係なくお給料をあてにされてしまいます。
結婚してからもそういった金銭的な要求が続くことは多いですし、もしもそこで貸さなければ他の所で借りてくるわけですから結果的には同じことの繰り返しという訳です。
切っても切れないからこその関係
他人の家族を見てうらやんでしまう事って誰にでも経験があるかと思いますが、真剣に家族との関係について悩んでいる人にとっては、本気で「こんな家庭だったらな」と思っている事でしょう。
他人とは違う、家族という関係は自分が切りたいと願っても簡単に切ることは出来ない関係です。
だからこそ、家族を捨てたいと思った時に本当にそこまでの感情なのかどうかという事をもう一度考え直してみて、他にはいない自分の家族の良さを少しでも見つけられるように努力するべきでしょう。