今回は高齢出産の年齢とリスクについてご紹介します。
女性にとって、高齢出産という言葉はよく耳にする言葉です。
しかし、実際に高齢出産について一体どのようなものなのか理解されている方は
少ないのではないでしょうか。
1.高齢出産は何歳から?
一般的に高齢出産は何歳からの人をいうのでしょうか。
高齢出産とは、初めて出産を経験する事と年齢が30歳からの方を指す言葉です。
以前は高齢出産は30歳を過ぎてからと言われていました。
しかし、現在では社会情勢の変化や医療の技術により35歳を過ぎてからということになりました。
ただ、ここで大切なことは30歳以上で出産のリスクが高いということです。
一般的には35歳からが高齢出産といわれていますが、30歳を超えると個人差もありますが、
若干のリスクがありますので認識をしっかりさせ理解していきましょう。
女性の妊娠に関する生殖機能が30歳を過ぎると低下することも理解してください。
2.高齢出産のリスクとは?
高齢出産は女性の体にとって様々なリスクがあります。
原因として、30歳を過ぎてから女性の体は老化していくことが挙げられます。
受精卵の着床確率が低下し、妊娠できる可能性が20歳の時と比べ格段に低くなります。
また卵子そのものが老化していくため、生命力の低下も伴うこととなります。
流産についても同様で、20歳の時と比べると30歳になってからの体では確率が高くなります。
流産になると、不妊症になりやすく妊娠することに抵抗を感じる方も増えています。
高齢出産をすることは、産まれてくる子供や母体にとても負担のかかることだといえます。
上記の内容より、30歳を経過してからの出産には大きなリスクが伴います。
まず、女性の体が老化していくことにより染色体異常児が生まれる可能性が高いです。
卵子や妊娠に備える器官の低下により、染色体異常児を生まれる可能性をグッと高めてしまいます。
染色体異常児というのは、ダウン症や障害のある子供です。
また産まれてくる子供の体に異常がある可能性が高い以外にも、母体にも影響が出てきます。
30歳を経過している女性は体が老化に向かっているため、血圧が高くなったり尿にタンパクが出たりと
妊娠高血圧症候群になりやすいと言われています。
妊娠高血圧症候群にかかってしまうと、帝王切開に繋がる可能性が高いです。
そのため、帝王切開による後遺症や体に新しく傷がつく等他の面でも気を遣うことにつながります。
高齢出産をすると、体に大きな負担をかけてしまうため流産の可能性も含みます。
一度流産を経験してしまうと、精神的にストレスも与えてしまうとともに不妊症になることも多いのです。
3.高齢出産で気をつけることは?
現在の時代では、結婚が遅れていることもあり自然と高齢出産をする方が増えています。
これは仕方のない事実として受け入れるしかないのですが、
高齢出産に向け自分自身で出来ることを意識して生活してみましょう。
高齢出産をするにあたり、一番大事にしなくてはならないことは自分の身体です。
老化を防ぐように日々生活の中で意識することがとても大切です。
では何をすれば体の老化を防げるの?
と疑問に思ってしまいますよね。
簡単な事で、自分の体の老化を防ぐことが出来ます。
まず、生活の基本がしっかりしていなくてはいけません。
毎日ぐうたら寝ていて夜遅くに就寝する、暴飲暴食ばかりしている等生活リズムが崩れている人は
体の老化を早めているので要注意です。
生活リズムというと難しく聞こえるかもしれませんが、睡眠・休憩をしっかりと取り息抜きをすることがとても大切です。
なるべくストレスを溜めないようにして体にも心にもストレスを与えない環境にします。
食事はバランスの良い食事をこころがけてください。
偏っている食生活ばかりしていると、体を作る細胞の段階から老化が始まってしまいます。
塩分はなるべく控えめにし、食事全体のバランスを気をつけましょう。
飲酒や喫煙は体に大きな影響を与えてしまうため、ストレスのない程度に控えてください。
体の老化を防ぐためには、適度な運動をすることも重要です。
筋肉が怠けてしまうと神経に脳からの信号がいきにくくなりますので適度に運動をし筋肉をおとさないように心がけてください。
これからの当たり前の生活・行動が出来ていないと高齢出産をする時に後悔することとなります。
誰にでも出来る行動ですので、毎日少しでも意識して行動できるようになりましょう。
上記3点が高齢出産の年齢とリスクです。
高齢出産をすることは、今では当たり前のような時代に近づいています。
女性であれば知っていなければいけないことだと思いますし、知っていて損は絶対にないことです。
高齢出産をするということは、自分と新しく迎える家族を大切に思うということに繋がります。
どちらも守れる女性になるために、是非、この記事を参考にしていただければ幸いです。