「赤ちゃんが人見知りし始めた」親にとってはちょっと嬉しい赤ちゃんの人見知り。
赤ちゃんの脳が発達していろいろな顔や形を認識することが出来るようになってきたんですね。
赤ちゃんの人見知りは「自分を守ってくれる安心な人とそうでない人」を見分ける、いわば生きていく上でなくてはならない「警戒心」の芽生えです。
成長過程に応じて必要な警戒心は大人になっても身を守る為になくてはならないものです。
また、人見知りの強さは遺伝的要素と成長環境との相互が関係するので、一過性のものであるのか、
将来まで引きずるものかは、周りの大人は大らかな気持ちで接してあげることが、大切です。
しかし、警戒するその範囲を赤ちゃんの成長過程に沿って少しずつ広げていってあげることが
赤ちゃんのストレスを減らすことにも繋がるので日々少しずつ他の人になれるようなシチュエーションを作ってあげるといいですね。
今回はこの赤ちゃんの人見知り対策についてご紹介していきます。
赤ちゃんの人見知り対策
①寝返り前の段階・・・くるくる回るメリーゴーランド。
赤ちゃん目線で下からみるとほとんどのものがなんだかわからない形です。
このメリーゴーランドの一番下の飾りに赤ちゃん目線で下から観て判るように丸い画用紙に非常に簡単な特徴的な顔を書きます。
例えばメガネの人、女の人等です。
赤ちゃんは本能的に笑顔とそうでない人を見分けるという実験データーがありますので、お口は笑っているほうがいいですね。
②うつぶせで上半身を持ち上げられるころ・・・目を離さないようにして、ベビーベッド等の少し遠い所に鏡を置いてあげましょう。
はじめは自分に興味を示しますが、次第に自分だと認識できるようなれば、自分に笑いかけたり、眉をしかめて見たりと、
自分の表情を自分で確認するようになります。
そうすることで、表情と感情の相関性を自分を通じて感じることができるようになります。
③他の人に協力してもらって・・・赤ちゃんがとても気にいっているものを、そっと隠してみましょう。
きっと赤ちゃんは大泣きします。
そこで、そのおもちゃを他の人から赤ちゃんに渡してもらいましょう。
ただし、このとき、必ずお母さんが「この人はお母さんの友達だから大丈夫よ」等と言いうことで、
お母さんの「大丈夫」と言葉が警戒心を解く合図になるように慣れさせてあげましょう。
お母さん同士は対面ではなく赤ちゃんを互いに膝にのせて肩を並べて座って楽しそうにおしゃべりをします。
赤ちゃんがお母さんの楽しそうな様子を感じ取りお母さんのお友達への警戒心とけたころに
お友達から赤ちゃんの喜ぶものを手渡してもらいましょう。
この時、必ず楽しそうな声かけをしながら渡してあげてください。
そして、赤ちゃんが受とった瞬間、すかさず「上手ね。エライね~」と褒めてあげましょう。
いかがでしょうか。
子供の人見知りを克服することにはお母さんの協力が不可欠です。
今回ご紹介した方法を参考にしてお子さんとのコミュニケーションをしっかり取っていくようにしましょう。