転勤や結婚などで引越しが決まったら、まず何をしなけれないけないでしょうか。
今回は引っ越しに関する必要な手続きについてご紹介します。
1.引越先の住居を決める
引越先だけ決まり、まだ住居が決まっていない場合は、まず新居探しからスタートさせます。
新しく暮らす街の不動産情報を集め、予算等に合った住居を探して、契約を済ませます。
2.引っ越し業者を決める
新居が決まったら、引っ越し業者を決めます。
4月など多くの方が移動する時期は、引っ越しが集中するため、早目に予約をしないと、
なかなか引越ししたい日に引っ越し業者をおさえることができません。
引越先、引っ越しする日が決まったら、早目に業者に連絡をし、見積りを出してもらいます。
できれば何社かに見積りを出してもらい、見比べてから決定します。
3.役所への手続き
まずは引っ越し前の、現在住んでいる地域の役所に行き、転出届の手続きをします。
国民健康保険や児童手当等の住所も変更しなければいけないので、何度も役所にいかなくて済むように、
転出届をする時に、他にしなければいけない手続きを役所の人に聞くと確実です。
担当の課が違うので、役所内でいくつかの課を周ることになります。
また、引っ越し先の役所にも、引っ越し後に行き、転入手続きをします。
こちらも転出の時と同様に、児童手当等いくつか変更しなければいけないので、役所の人に確認をします。
事前に電話し、印鑑など必要なものがあるかも聞いておくと、スムーズに手続きができます。
4.電気・ガス・水道の手続き
引っ越しが決まったら、電気・ガス・水道の管理局にも連絡をします。
現住所では何月何日まで使うのか、そして転居先は何月何日から使用するのかを連絡します。
ガスなどは、立ち会う必要がある場合もあるので、そのようなことも確認します。
また、転出する時は、電気のブレーカーを全て落とすなど、お願いされることもあるので、忘れないようにします。
どの場合も、少なくても引っ越しの一週間前までには連絡するようにします。
5.インターネットの移転手続き
インターネットを利用している人は、引っ越しに伴いプロバイダにも連絡をする必要があります。
光回線やADSL回線を利用している場合、転居先で回線の移設などのために工事が必要となることがあります。
引っ越し後ではなく、引っ越し前に連絡するようにします。
引っ越し後で工事が必要となると、その工事が終わるまではインターネットの使用ができなくなります。
6.運転免許の住所変更
車を所有している人は、転居先の警察または運転免許試験場等管轄しているところに行き、住所の変更手続きを行います。
その際には、運転免許証や新住所の住民票、印鑑、住所が確認できる公共料金等の領収書などが必要となります。
事前に確認しておくと、二度手間にならず、スムーズに変更手続きを行うことができます。
7.ペットの手続き
小鳥や猫といった小動物の場合は、引っ越しに伴い特に行わなければいけない手続きはありませんが、
犬を飼っている場合は、飼い犬の登録変更を行う必要があります。
引越先の役所や保健所で飼い犬の登録変更手続きを行い、新しい鑑札を交付してもらいます。
これまで住んでいた所で交付されていた鑑札や狂犬病予防注射済証、印鑑などが必要になります。
引っ越し前のところでは、特にしなければいけない手続きはありません。
飼い犬の登録変更手続きは、引っ越しから30日以内に行います。
8.ご近所への挨拶について
一軒家ではなくアパートやマンションだと、あまり近所の方と交流がないかもしれませんが、
引っ越し前の住居のご近所の方、そして引越先のご近所の方に引っ越しの挨拶を行うのが一般的です。
高価な物は必要ありませんが、お渡しする品を用意し、挨拶周りをします。
アパート等で小さなお子様がいた場合など、「いつも騒がしかったかもしれません。ご迷惑をおかけしました」等の言葉を添えるとよいです。
引越先でも、アパート等で自分達の住む部屋の真下に住居人がいる場合は、
挨拶時に「小さい子供がいるので、うるさいこともあるかとは思いますが・・・」と挨拶しておきます。
後でトラブルが起きないようにするためにも、挨拶は大切です。
しかし、女性の一人暮らしの場合は、防犯のことも考え、挨拶周りをしない方も多いです。
一軒家に引っ越しをする場合は、「向かい三軒両隣」と言って、自分の家の向いに住んでいる三軒のお宅と、
両隣のお宅には、少なくとも挨拶に伺うのが一般的です。
一軒家だと、アパートやマンションよりもご近所付き合いがありますし、地域の行事や掃除当番など、
さまざまな当番や班長などの仕事が周ってきますので、ある程度の交流をしておいた方が、住みやすくなります。
このように、引っ越しに関しては、しなくてはいけない手続きが様々あります。
手続き漏れがないように、リストアップしておき、時間の余裕をもって順番に行っていくと、慌てずスムーズに手続きを進めることができます。