これから公園デビューするという赤ちゃんも多いことと思います。
公園には蚊がたくさんいます。
赤ちゃんが蚊にさされてしまうのが心配ですね。
日本脳炎のリスクのほか、赤ちゃんが蚊にさされると加減がわからない赤ちゃんは掻き毟ってしまい傷になってしまうこともありますし、
体質によってはアレルギーを誘発してしまうことも。
今回は赤ちゃんが蚊にさされないようにする方法や、蚊にさされた時の対処法をご紹介します。
1.刺される前に「刺されない対策」もしっかりと
公園や、自然の中に行く前に、蚊にさされない対策をしっかり取ることが重要です。
虫よけスプレーはドラッグストアに行けば子ども用のものもたくさんあります。
しかしまだ小さい赤ちゃんにそれらの使用をするのをためらうお母さんも多いはず。
その場合は百貨店やインターネットショップなどでオーガニックの虫よけスプレーを購入しておきましょう。
ドラッグストアの虫よけスプレーよりもお値段ははりますが、デリケートな赤ちゃんのお肌や呼吸器官に低刺激で優しいので安心して使えます。
また、ベビーカーにぶらさげるタイプの虫よけや、ベビーカー用の蚊帳なども市場に販売されていますので、
まずは蚊が赤ちゃんに近づけないように、しっかり守ってあげましょう。
天然成分で出来た蚊取り線香を持参しておくのもオススメです。
2.刺されてしまったら患部を洗って冷やしてあげる
赤ちゃんの体にぷっくり蚊にさされて赤く腫れている部分を発見したら、まずは水で洗ってあげてから冷やしてあげましょう。
患部を冷やすと血管が収縮してかゆみのもとになる成分が広がるのを防ぐという説がありますが、
それよりも、これから掻き毟ってしまうかもしれないので、そこに傷ができ、そこからばい菌が入らないようにすることが大切です。
軽く洗い流してあげると、かゆみに集中する意識も一瞬気が紛れるかもしれません。
普通の蚊に刺された跡のような腫れではなく、赤く広く大きく腫れて熱を持ってしまっているような場合は
早めに小児科や皮膚科を受診してみることをオススメします。
3.キレイに洗った患部に、虫刺されやかゆみどめのお薬を塗ってあげる
蚊にさされてしまった跡をキレイに洗ったあと、清潔な皮膚に虫刺されやかゆみ止めのお薬を塗ってあげましょう。
市販の子ども用の虫刺されやかゆみ止めもあり、それらはかわいらしいキャラクターがパッケージにデザインされているので、
嫌がらずにつけてくれるかもしれません。
また小児科などでかゆみ止めや虫刺されの薬を処方してもらうこともできますので、
そういったお薬を外出の際に常にマザーズバッグに忍ばせておくと安心です。
こうしておけば、蚊にさされた跡を掻き毟って悪化させる前に対処できますよ。
好奇心旺盛な赤ちゃんがお薬をお口に入れたりしないようにしっかり見ていてあげましょう。
4.患部にガーゼやパッチ、包帯などを巻いて掻き毟りによる悪化を防いであげる
これは外出先では難しいと思いますが、自宅に戻ったら是非やっておきたい対策となります。
赤ちゃんは加減がわからないのでかゆいと思ったら、気になって力いっぱい掻き毟ってしまいます。
寝ている間に出血してしまったり、と傷になってしまったりということもしばしば。
それを防ぐためにも患部にパッチを貼ったり、包帯やガーゼなど通気性のいいものを巻くなどして赤ちゃんが掻けないようにカバーしてあげましょう。
バンドエイドよりも通気性が良く、赤ちゃんの肌にもやさしいガーゼなどがオススメです。
そして汗っかきの赤ちゃんですから、ガーゼや包帯、パッチはまめに交換してあげるようにしましょう。
5.ミトンや爪切りも大切
患部をカバーしておくことも重要ですが、ガーゼやパッチや嫌で、気になってしまって、それ自体を取ってしまう赤ちゃんも多いと思います。
そのため、患部を掻き毟らないためには二重の対策が重要です。
赤ちゃんが掻き毟れないように、ネンネしている間はお手手にミトンをつけておいてあげたり、爪を短く切っておいてあげるようにしましょう。
こうしておけば、爪で患部を傷つけたり、その傷から爪の間に付着したばい菌が入ってしまい、患部が化膿してしまうようなリスクがだいぶ軽減されます。
ミトンをしていても、かゆくてたまらないときはミトンで患部をこする可能性がありますから、
お肌に優しい天然素材で、洗濯された清潔なものを使ってあげましょう。
もちろんこちらも沐浴やお昼寝のたびに新しいものと交換してあげましょうね。
いかがでしたでしょうか。
大人にとっては「たかが蚊にさされただけ」のとこですが、自分で蚊を殺すことも、
かゆみを止めることも出来ない赤ちゃんにとっては大きな問題ですし、病気の原因にもなることです。
面倒でも刺されないような対策をしっかり取ってあげることが親の務めでもありますし、
刺されてしまったあとは、赤ちゃんの痒みを少しでもやわらげてあげたり、悪化しないような対策を取ってあげるような努力が必要です。
あの蚊にさされたあとの「痒みストレス」から赤ちゃんを守ってあげるようにしましょうね。