赤ちゃんの肌に日焼け止めを使用する際の選び方と注意点

紫外線がお肌にどんな悪影響を及ぼすのか広く知られるようになってから、一年中日焼け止めを使う女性も増えてきています。

そんな中、大人よりもずっと皮膚が薄くて、デリケートな赤ちゃんにも日焼け止めを一年中使うママも多いとか。

でも赤ちゃんに日焼け止めを使う時は、その選び方や使い方に注意が必要です。

今回は赤ちゃんのための安心・安全な日焼け止めについてご紹介します。

1.ノンケミカルの日焼け止めを選んであげましょう

日焼け止めによく使われている紫外線吸収剤は、化学的な物質で赤ちゃんのデリケートな肌にはあまりに刺激が強く

肌荒れやかぶれ等の原因になることもあります。

そのため、ベビー用日焼け止め、子ども用日焼け止め、とパッケージに書いてあったとしても、

紫外線吸収剤が含まれているものは避けたほうがいいでしょう。

オーガニックコスメのショップなどにあるものがより安心かもしれません。

またノンシリコン・無鉱物油・無香料・無着色のものであることも絶対条件です。

そういった余計な成分がなるべく含まれていないものを選んでみましょう。

どんな成分があなたの赤ちゃんに合わないのか、最初はママにだってわからないものです。

お店にテスターなどがあったら、少量を腕の内側などにつけてみて、パッチテストをしてから購入してはいかがでしょうか。

2.長時間日光の下にいるときはSPF値の高いものを

直射日光の下に長時間いるような場合は、赤ちゃんのUV対策は必須です。

日常的なお散歩などではそれほどSPF値の高い日やけ止めは必要ありません。

肌への負担になってしまうからです。

しかし、プールや海、アウトドアなど長い時間外にいるような時は、赤ちゃんでもSPF30程度のものを選んだ方がいいでしょう。

お出かけ前に塗るだけではなく、外出先でも2~3時間置きにこまめに塗りなおしてあげましょう。

今は首の後ろまで覆うようなタイプのUVカット帽子や、衣類自体にUVカット加工が施されているものなど、たくさん売っています。

これらを上手に活用して赤ちゃんを紫外線からしっかり守ってあげましょう。

3.のびがよいもの、塗りやすいものを選びましょう

テクスチャーが固くて、赤ちゃんの肌の上で、伸びがよくするすると塗れないものですと、

日焼け止めを塗り広げるために赤ちゃんの肌を何度もこすることになりますし、むら無く全体的に塗り広げることが困難になってしまいます。

これでは塗っているうちに赤ちゃんが不快感を覚え、泣いたり、ぐずったりしてしまい、さらに日焼け止めが塗りにくい状態になってしまうのです。

これらを避けるためにも、やわらかいテクスチャーや、みずみずしいタイプの日焼け止めを選んであげましょう。

これならば、簡単にむら無く赤ちゃんのお肌全体にのばしてあげられます。

そしてささっとお出かけ準備や日焼け止め塗り直しが出来るので、ママのストレスも軽減されるでしょう。

4.専用クレンジングが必要なく、簡単にお風呂で落とせるものにしましょう

落ちにくい日焼け止めは、塗りなおす必要が少なく便利ではありますが、赤ちゃんの場合はその落ちにくさが皮膚への負担となってしまいます。

むしろ簡単に落ちてしまうものを選んで、お風呂やシャワーで、洗い残しなくキレイさっぱり落とせるような日焼け止めの方が安心です。

専用クレンジングが必要だったり、二度洗いしないと完全にオフできないような日焼け止めは赤ちゃんにはNGですから注意しましょう。

そんなに落ちやすい日焼け止め、意味あるのかしらと思われるかもしれませんが、このくらい低刺激なタイプの日焼け止めを、

一日に何度も塗りなおす方が、結果肌にも優しいし、日焼け止め効果も高いのです。

5.赤ちゃんがお口に入れないように注意しましょう

いくらノンケミカルや、オーガニックの日焼け止めだったとしても、それはあくまで日焼け止めであり、食べ物ではありません。

赤ちゃんのお口には入れないほうが無難ですから、ママがしっかり見ていてあげてください。

赤ちゃんはなんでもお口に入れてしまいます。

日焼け止めのチューブやボトルそのものを舐めないようにさせることはもちろんですが、日焼け止めを塗ったあとのママの手や、

日焼け止めを塗ってもらったあとの赤ちゃんのお手手やアンヨを赤ちゃん自身で舐めてしまうこともあります。

指しゃぶりの癖がある赤ちゃんの場合はお手手には日焼け止めを塗らず、UVカット加工されているミトンをはめておくなど対策してみてください。

いかがでしたでしょうか。

赤ちゃんの日焼け止め選びのポイントや、使用する際の注意点、ご理解いただけたでしょうか。

赤ちゃんはいつもママに抱っこされ、ママの胸元に顔をうずめたりしますので、赤ちゃんだけでなく、

ママ自身の体に塗る日焼け止めにも同じような注意が必要です。

赤ちゃんのために、赤ちゃんもママも、皮膚に優しい日焼け止めを選び、しっかりUV対策をしていきましょう。