いよいよ待望の赤ちゃんと対面できる時がすぐそこまで近づいている臨月時。
ママは期待と不安でいっぱいですよね。
そしてはちきれそうに膨らんだお腹で身体的にも結構辛い時期でもあります。
大きくなった赤ちゃんが力いっぱい元気いっぱい動いて、ママが痛くて眠れないなんていうこともよくあるもの。
では臨月の赤ちゃんが激しく動きまわるのにはどんな原因があるのでしょうか。
激しい胎動でママが痛くてたまらない時の対処法ってあるのでしょうか。
今回は臨月時に激しい胎動による痛みの原因と対処法をご紹介します。
1.赤ちゃんが酸素不足となり苦しくなる
臨月の赤ちゃんはママの子宮をいっぱいに広げた中に手足を折りたたんで、窮屈にしています。
その状態でママがあおむけになって眠ってしまうと、赤ちゃんの居場所があっぱくされて、ちょっぴり息苦しくなってしまったのかもしれません。
そんな時はママは休むときの姿勢を変えてあげましょう。
お腹の中が少しでもゆったり快適な環境になるようにするには、ママが横向きになり、えびのように丸まってあげましょう。
楽になった赤ちゃんはおとなしくなってお腹の中ですやすやとネンネしてしまうかもしれません。
想像するだけでかわいらしいですね。
ママも、臨月のお腹であおむけになるよりも、横向きの方が楽と感じる人が多いでしょう。
横向きに寝るときは足と足の間に抱き枕を挟んでおくと、さらに楽になるのでお試しあれ。
2.赤ちゃんが元気な印。ママにお話しているのかも
胎動がないと、ママはとても心配になるものです。
胎動がないより、激しいくらいのほうが安心だ。
と頭を切り替えましょう。
ただでさえ、臨月の妊婦さんの体はあちこち辛いものですが、胎動の痛みは、産まれてしまえばもう味わえないもの。
その一瞬をかけがえのない愛おしいものなのだと思えば、その痛みは幸せな痛みに変わっていくでしょう。
もしかしたら赤ちゃんは「ママ、もうすぐ会いにいくよ」「もう狭いから、早くお外に出てみたいよ」
「ママ、もっと声を聞かせて」などママにお話したくて、お腹の中で暴れているのかもしれませんよ。
ぼこぼことお腹に浮き出るアンヨの形を見つめながら「ママも会いたいよ」「もういつでも大丈夫だから、出ておいて」
「出てきたらいっぱい遊ぼうね」など赤ちゃんに話しかけてあげましょうね。
3.赤ちゃんがリラックスできる環境を作る
お腹の赤ちゃんはママが起きて動いているときは、その振動が心地よいのか寝ていることが多いと言われています。
逆にママがやっとゆっくり眠れる…と床につくと赤ちゃんが元気にお腹をパンチしたり、キックしたり、しゃっくりしだしたりして、
痛くてママが眠れなくなってしまうんですよね。
そんな時は、赤ちゃんがリラックスするクラシック音楽のCDをかけて、ママが優しくお腹をさすってみましょう。
ママのリラックスが赤ちゃんにも伝わって、そして、お腹の中にも音楽が聞こえてきて、赤ちゃんも落ち着いてくるかもしれません。
「この音楽をかけると、私のお腹の赤ちゃんはおとなしくなるわ」という曲を発見したら、
是非赤ちゃんが生まれたあとにぐずったときや夜泣きのときも、同じ音楽をかけてみてください。
きっと聞き覚えがある大好きなメロディに聞き入るように静かになってくれるでしょう。
赤ちゃんのお耳や、脳は、お腹の中でもしっかり機能しているのです。
4.胎動が落ち着いている時間に、ママもしっかり休んで、体力を温存
胎動が激しくなると、痛みでまったく眠れないし、リラックスなんてとんでもない。
というママも多いはず。
しかし臨月のママはいつ陣痛がくるかわからない身。
出産のための体力を作るためにも睡眠はしっかり取らなくてはなりません。
ですから夜になったら寝る、という固定概念をいったん捨てて、お腹の赤ちゃんが静かになって、
寝ている様子だと感じたら、ママも一緒にお昼寝、朝寝してしまってください。
ここでゆっくり体を休めておけば、次にまた胎動が激しく痛みと闘わなくてはならない時間になっても、
どっしり構えていられるようになるかもしれませんよ。
寝不足で疲れていると、精神的にも肉体的にも余裕をなくしてしまいますから。
出産してしまえば、ママが寝たいときに好きに寝られるなんて生活はしばらくはお預けですし、ごろごろとしている時間もなくなります。
胎動があると痛いけど、ゆっくりしていられるのは今だけだ。
と前向きに考えて、たっぷり休んでおいてください。
いかがでしたか。
臨月のママさん達、胎動の痛みで悩んでしまうのももうあと少しの期間だけ。
胎動の痛みより、ずっと激しい陣痛を経て、もうすぐ赤ちゃんと対面です。
胎動の痛みも、陣痛の痛みも赤ちゃんの顔を見た途端忘れてしまうほどに、赤ちゃんって可愛いものです。
赤ちゃんの顔を見ていると、あの痛みもこの子からのサインだったんだなと思うと、痛みの思い出に愛おしさすら感じてしまうでしょう。
痛いのも重いのもあと少しです。
これから出産までの1か月弱、お腹の赤ちゃんと一体でいられる幸せをかみしめて、一瞬一瞬を大切に過ごしてみてくださいね。