妊娠検査薬の結果が薄く、消えてしまった理由、妊娠の可否とは

生理が予定日より遅れてしまった女性は、妊娠したかな?と思い、妊娠検査薬を使用する人が多いのではないのでしょうか。

ドキドキしながら検査結果を見て、うっすら陽性反応が見え、少し時間をおいて又見たら、

線が消えてしまったなんて経験をした人がいるのではないかと思います。

何で妊娠線が消えてしまったのでしょうか??

1.妊娠検査薬って??

そもそも妊娠検査薬はどのような物なのでしょうか。

女性は妊娠すると、hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが分泌されます。

このホルモンは通常、受精卵が着床してから体内で造られるホルモンで、生理予定日頃から尿の中に出てきます。

このホルモンは妊娠2ヶ月〜3ヶ月頃にたくさん作られ、出産するまで作られ続けます。

検査薬は、尿の中にこのホルモンが出ているかどうかで、妊娠しているかどうかを判定しています。

2.妊娠検査薬の使用が早すぎた??

赤ちゃんが出来るのを楽しみにしていた人にとって、検査薬を使って結果が出るのは本当にドキドキしながら待つ物ですよね。

今か今かと赤ちゃんを待っていると、検査薬を使用する生理予定日から1週間が本当に長くて、ついつい早めに使ってしまう事ありませんか??

そうすると、hCGホルモンがまだしっかり分泌されておらず、薄く陽性の反応が出て、その後消えてしまったなんて事もあり得ます。

もし使用が、生理予定日前や当日に使用した場合は、もし妊娠していたら、数日してから検査してみると、しっかり陽性反応が出てくると思います。

ちなみに、大抵の場合、妊娠の週数月数は前回の生理開始日から数えます。

ですから、生理開始日はちょうど妊娠2ヶ月になったばかりです。

上記の通り、ホルモンは2ヶ月〜3ヶ月にかけてたくさん作られていくので、生理予定日から1週間待った方が良いのでしょうね。

3.尿が薄い??

病院では朝一の尿を採尿して持って来て下さい。と言われます。

水分を多く摂り過ぎた薄い尿で検査をした場合、初期のホルモン量が検査薬に反応するかしないかギリギリのラインの時、

水分が多くホルモンが検知されない場合があります。

しっかりと濃い尿で検査をすると尿が薄すぎて反応しないなんて事が少なくなります。

4.蒸発線??

蒸発線と言われるもので、検査薬にかけた尿が蒸発するまでの間に出てくる線を言います。

検査薬には、試験薬が滲みているので、検査を待っている間に妊娠していなくても、線が出ているように見える事があります。

検査薬の指示されている判定時間直後や前に検査薬を見ると妊娠線がうっすら出ていたのに、時間をあけて確認したら消えてしまう事があります。

この場合、検査薬が尿に反応してホルモンを検出している間に出てしまった線なので、妊娠はしていません。

ですから後日濃い尿で再検査をしても、結果は変わらず陰性となります。

5.確定は病院で

やはり、検査薬はしっかり記載されている通り、生理開始予定日から1週間後に薄くない朝一の濃い尿で検査をするのがほぼ間違いないです。

ですからしっかり指示通りのやり方で検査をするの事が一番ですよね。

ところで、妊娠線がしっかり出ていても、消えてしまっても正しく妊娠判定をするのは、やはり産婦人科でする事が確実です。

しかし、生理開始予定日1週間後では、エコーで子宮を見た時に、胎嚢(赤ちゃんがいる袋)が見える事は多いです。

でも実は市販されている検査薬と、医療用の検査薬、ホルモンの感知する感度が違う場合があります。

市販の検査薬ではhCGホルモンの値が50mIU/mLが多いと思いますが、医療用の場合、25mIU/mLの事があります。

ですから、市販されている検査薬では感知できないくらいの微量なホルモンだった場合でも、医療用の検査薬の場合、感知出来る場合もあります。

もちろんこの場合、数日後市販の検査薬を使用すると、体内のホルモンも増えているはずなので、陽性反応がみられるます。

妊娠しているのか、していないのか本当にしっかりした判断は、病院でしっかり行うことが一番です。