しゃっくりの原因と止め方ご存じですか?
ある時突然、「ひっく」なんてしゃっくりが出てしまう事ありますよね。
自宅で、一人でゆっくりしている時ならいいけれど電車の中や、仕事中など人前で突然のしゃっくりはとても恥ずかしいし、焦ります。
今回はそんなしゃっくりの原因と止め方をご紹介します。
1.しゃっくりとは
しゃっくりは大きくわけて3つの種類があります。
■中枢性しゃっくり。
人のカラダには中枢神経というものがあります。
これは、脳や脊髄の神経などが集まった場所です。
この中枢神経が刺激される事によりおこるしゃっくりが中枢性しゃっくりです。
脳腫瘍や脳卒中、アルコール中毒などの病気により引き起こされるしゃっくりです。
■末梢性しゃっくり。
末梢神経という、中枢神経から伸びて筋肉にくっついた細かい神経線維があります。
この末梢神経が刺激されて起こるしゃっくりです。
肺炎や、気管支発作などのが原因で引き起こされるしゃっくりです。
■横隔膜が刺激される事によるしゃっくり。
これが、一般的にみられるしゃっくりです。
胸とお腹の間にある横隔膜がなんらかの刺激を受けて痙攣(けいれん)してしまう事によるしゃっくりです。
ちなみに、心因性しゃっくりというものもあり、これは女性に多くみられるものです。
日頃ストレスを抱えていて、緊張やストレスを感じた時に出てしまうしゃっくりです。
この様に、しゃっくりには意外と種類があるのです。
なかでも上記にある中枢性しゃっくりは、大きな病気に関わるものです。
しゃっくりがいつもとなにか違うと思った場合はすぐに医師へ相談する事をオススメします。
しゃっくり(横隔膜の痙攣によるもの)の原因は?
横隔膜が刺激されて起こるしゃっくりについては、その痙攣(けいれん)は何によるものなのか、医学的にはまだ解明されていません。
それにしても、このしゃっくりはどんな時に起こるのでしょうか。
暴飲暴食や一気飲みをしてしまった時。
また、噛む回数の少ない人はしっかり噛む人に比べてしゃっくりが出やすいと言われています。
強い香辛料やアルコールを摂取した時。
大きな声を出したあとや、大笑いをした時など。
笑い方は人それぞれですが、人によっては、笑い方で横隔膜を刺激してしまう事もある様です。
急に冷たい水を浴びたり、驚いたりした時。
驚き方が大きいとそのショックは横隔膜まで伝わってしまい横隔膜が痙攣してしまいます。
こんな風に、中からであったり、外からであったりと横隔膜が刺激されて痙攣を起こししゃっくりは出てしまうのです。
しゃっくりを止める方法
イヤなしゃっくりを止める方法はいくつかあります。
その都度やりやすい方法で止める事をオススメします。
■息を吸って止めて吐く。
大きく深く息を吸って、10秒ほど息を止め、ゆっくり吐きます。
息を吸う事で横隔膜が下がり、息を止める事で横隔膜の動きが止まります。
それによって痙攣も止めるという方法です。
■指を耳に入れる。
人差し指を両耳に入れて30秒ほどそのままです。
その後スポッと一気に抜きます。
耳の奥の鼓膜はしゃっくりと関係のある神経とつながっています。
押して一気に抜く事でその神経を刺激するという方法です。
■手で舌を引っ張る。
舌を少々強めに10秒ほど引っ張ります。
それによって喉の奥にあるしゃっくりと関係のある神経が刺激されしゃっくりがおさまるという方法です。
■手でおさえる。
横隔膜の痙攣によるしゃっくりですから、カラダの外から横隔膜をおさえ痙攣を落ち着かせるという方法です。
穏やかなしゃっくりには効果があります。
■ツボを押す。
左右の鎖骨の真ん中にあるくぼみは、天突(てんとつ)というツボです。
このツボを指でゆっくり押してあげます。
強く押しすぎると気持ち悪くなってしまうので気をつけましょう。
また、左右の胸のした、もしくはみぞおちの鋭い骨の下あたりにある部分は、巨闕(こけつ)というツボです。
そこもまたをゆっくり指で押します。
両ツボとも何度か繰り返してあげると良いです。
■驚く。
わかっていて驚くのはとても難しいことですが、しゃっくりが出るとよく驚かせてなんていいませんでしたか?
これは何らかの刺激によって痙攣した横隔膜に再度刺激を与えて、逆に痙攣を止めるという方法です。
驚かせてと言って、驚くのは不自然な話ですがひとつの方法でもあります。
■甘いものを食べる。
本当に?と思われる人も多いと思いますが、しゃっくりが出た時口いっぱいに甘いものをほおばって食べるとしゃっくりが止まると言われています。
これには二つの理由があり、甘いものを食べる事で末端神経が刺激がされそれによってしゃっくりが止まるという事、
また、甘いものを食べると神経はその甘いものに気をとられしゃっくりの事を忘れるというものです。
人前でのどうしようもないしゃっくりの際は、ぜひお試しください!