フライパンで美味しい焼き魚が作れるってご存じですか?
焼き魚と言えば、魚焼きグリルでの調理方法が思い付きますよね。
しかし、グリルは焼いた後の掃除が面倒なため苦手という人も多いかもしれません。
でも、日本人の食卓に焼き魚は欠かせません。
そんな時にはフライパンを使って焼き魚を作ってみるのがいいでしょう。
今回は、フライパンで美味しく、簡単に焼き魚を作るコツを紹介します。
1.フライパンで焼き魚を作るメリット
焼き網や魚焼きグリルで魚を焼くと、どうしても汚れがこびり付いてしまいます。
それを掃除するのはとても大変ですよね。
また、網やグリルは焼いた時の煙も気になります。
特にアパートやマンション住まいだと周囲の事が気になって魚を焼く事を躊躇してしまうかもしれません。
でも、フライパンならそんな心配は不要です。
少しのコツで魚をグリルで焼くのと同様に美味しく調理出来、洗う手間も大幅にカットする事が出来るのです。
魚はお肉に比べるとヘルシーなので、毎日の食事に積極的に取り入れたいですよね。
フライパンで魚を焼くコツをマスターして、家族に美味しい焼き魚を食べさせてあげましょう。
2.フライパンで焼き魚を作る時に準備するもの
フライパンで焼き魚を美味しく作るには、いくつかのコツがあります。
まずは準備する物ですが、フライパンの他に、油、キッチンペーパーは必須アイテムです。
グリルで調理する際には必要のない物ですが、たったこれだけの物で簡単に美味しく焼く事が出来、後片付けの手間も省けるのなら満足ですよね。
油はサラダ油やオリーブ油を使いましょう。
3.フライパンで焼き魚を作る手順
では、早速フライパンで焼き魚を作る手順を紹介します。
まずはフライパンにあらかじめ油をうすく敷いておきます。
油を適量入れたら、キッチンペーパーで伸ばすと均一に油を敷くことが出来ます。
魚は焦げやすいので、テフロン加工のフライパンでも薄く油を敷いておく事をオススメします。
次に火を付けるわけですが、フライパンで焼き魚を作る際に大切なのは火加減です。
強火で一気に焼くのではなく、中火〜弱火でじっくりと焼く事がポイントです。
魚をフライパンに入れる時は、魚の身がフライパンから浮かないように気をつけましょう。
尻尾など一部が反っていると、その場所だけ火の通りが悪くなるので均一に焼く事が出来ません。
切り身の時は皮目から焼くと、パリッと美味しく焼きあがります。
また、食べる時、お皿に盛り付ける側から焼くと見た目もキレイに出来ますね。
魚焼きグリルだと、放っておいても勝手に両面焼きあがるので気になりませんが、
フライパンだとどうしても気になって引っくり返したり触ってしまうかもしれません。
しかし、何度も魚に触っていると身が崩れてしまいます。
魚に火が通るまでは、触りたいのをぐっと我慢して待ちましょう。
引っくり返すタイミングは、片面に焼き目が付いた頃です。
両面だけでなく側面にも焼き目を付けたい場合は、フライ返しなどを使ってフライパンに立てかけるようにすると上手く焼き上がります。
4.余分な油はこまめに取る
魚焼きグリルや網だと余分な油は下に落ちてくれますが、フライパンだとそのまま溜まってしまいます。
魚から出た油は臭みの原因になり、またパリッとした焼き上がりの妨げにもなります。
余分な油はキッチンペーパーを使ってこまめに拭き取りましょう。
鮭やさんま、ぶりなどは特に脂が乗っており、青魚特有の生臭さがあるので気を付けましょう。
5.蓋を使ってふっくらと焼き上げる
魚を焼く際に蓋をして蒸し焼きにする方法もオススメです。
そうする事によって魚の身がふっくらとした焼き上がりになります。
蓋をして調理する際にも、魚から出た油はキッチンペーパーでこまめに拭き取るようにしましょう。
ただ、蒸し調理の場合は香ばしい焼き上がりにはなりません。
こんがりとした焼き上がりを楽しみたい人は蓋をしないで調理した方がいいかもしれません。
気分や好みで使い分けると楽しみも増えますね。
6.漬け焼きの場合はクッキングシートの上で焼く
粕漬けや味噌漬け、照り焼きなどの漬け焼きの場合は焦げやすいので、フライパンにクッキングシートを直接敷き、
その上で焼くとキレイに仕上がります。
その際、クッキングシートに油を敷く必要はありません。
専用の魚焼きシートも店頭で手に入りますが、一般的なクッキングシートで十分です。
クッキングシートがある程度は油を吸い取ってくれるので、フライパンで直接焼く時ほどこまめに油を取る必要もありません。
調理が終わればシートはそのまま捨てるだけ。
お手入れも楽なので是非試してみて下さい。
魚は栄養たっぷりでヘルシーな食材です。
揚げ物やお刺身も良いですが、やっぱり焼き魚も食べたいですよね。
ご飯のおかずとしても、おにぎりの具としても、朝昼晩、日本人の食卓から焼き魚は外せません。
グリルを使うのが面倒で焼き魚を敬遠していた人は、是非フライパンで焼き魚を作ってみて下さい。
放ったらかし調理のグリルに比べると、一見難しく感じるかもしれませんが、一度手順を覚えてしまえば、
その手軽さや後片付けの簡単さに、はまってしまう事間違いなしですよ。