赤ちゃんは生後2~3ヶ月頃になるとしだいに昼夜の区別がつくようになっていきます。
夜まとまって寝てくれるようになると、やっと夜にぐっすり眠れて一安心するお母さんも多いのではないでしょうか。
生活リズムを整えることは赤ちゃんだけでなく、お父さんやお母さんにもメリットがあります。
ここでは、赤ちゃんの生活リズムを整える方法をお伝えしていきます。
1.生活リズムを整えることで、夜に成長ホルモンが分泌されます
生まれたばかりの赤ちゃんは昼も夜もなく、寝たり起きたりを繰り返します。
ですが成長するにつれて母乳やミルクをたくさん飲めるようになり、夜まとまって寝てくれるようになります。
すると、お母さんがしっかりと休養をとれるようになります。
そして意識して生活リズムを整えることで、赤ちゃんが夜に質の良い睡眠をとることができるようになります。
夜に成長ホルモンが分泌されるので、それにより体の発達・成長にもつながっていくのです。
生活リズムを整えるには早寝早起きが基本です。
さらにお昼寝の時間も決まってくると、お父さん、お母さんの予定もたてやすくなります。
このようにメリットがたくさんありますので、意識して生活リズムを整えていきましょう。
2.起床、お風呂、就寝の時間を決めましょう
毎朝だいたい決まった時間に起こすようにして、遅くても8時にはカーテンを開けて太陽の光を浴びて起こすようにしましょう。
また「おはよう、よく眠れたかな?」などと声をかけてあげると赤ちゃんもリラックスします。
顔を拭くなどして、目をしっかり覚まさせてあげましょう。
お風呂も同じような時間帯に入れるようにしましょう。
お風呂の温度は38度がオススメです。
のぼせないように湯船に浸かるのは5分以内にしましょう。
お風呂に入ったあとは目が覚めてしまいますので、寝かせたい時間の直前ではなく、余裕をもってお風呂に入れるようにしましょう。
夜には寝室の照明を暗めにして、テレビなども消して静かな環境にします。
赤ちゃんがリラックスできるような音楽を流すのも良いでしょう。
3.日中は散歩を取り入れましょう
明るい日中に散歩に行くことで、五感に刺激を与え生活のメリハリをつけることができます。
季節によって外ですごしやすい時間帯を選んで、1日10~15分程度のお散歩にでかけましょう。
夏は朝か夕方の涼しい時間帯に、春・秋・冬は日差しの出ている10時~14時頃がオススメです。
夏は赤ちゃん用日焼け止めや日よけで紫外線対策を、冬はブランケットや帽子などで寒さ対策を十分にして出かけましょう。
また、赤ちゃんの成長とともに、時々ベビーカーを降りてだっこして外の景色を楽しんでもらいましょう。
「お花だよ」「よく晴れているね」などたくさん話しかけてあげることで赤ちゃんもいつもと違う景色にワクワクします。
天候が悪く、外に出られないときには窓から外の景色を見せたり、窓を開けて風に触れたりするだけでも赤ちゃんの気分が変わりますよ。
4.室内遊びで体を動かしましょう
月齢に合った室内遊びで赤ちゃんの五感を刺激し、体を使って動かしましょう。
ねんねの時期には、優しく腕や足を動かして、体に刺激を与えます。
スキンシップをたくさんとることで赤ちゃんとの信頼関係もできてきますので、楽しんでふれあいましょう。
寝返りをするようになってうつぶせ遊びができるようになる時期には、首もしっかり座ってくるので体を動かす遊びを始めましょう。
抱っこしてゆっくり優しく「たかいたかい」をしてあげたり、体を動かしてあげたりすると、自分の体にも興味を持ち始めます。
おすわりの時期になってくると表情も豊かになってきて、甘え泣きをすることもあります。
たくさん話しかけてあげたり、おんぶで触れ合ったりすると赤ちゃんも安心しますよ。
また、繰り返す遊びや言葉が好きな時期ですので、言葉の繰り返し、擬音、音のリズムが楽しい絵本を読んであげるのも良いでしょう。
いかがでしたか。
このように、朝起きる時間を決めて日の光を浴び、日中は散歩や室内遊びで生活のメリハリをつけることで、だんだんと生活リズムの土台が出来上がってきます。
お風呂の時間を決めて、夜は寝やすい環境をつくることも赤ちゃんの睡眠には大切です。
そして生活リズムができると今後の成長・発達にもつながっていきますので意識して習慣づけていきましょう。