最近では離婚率も増え、母子家庭が珍しくなくなってきました。
といっても、子供を抱えて働く母親の現状はまだまだ厳しいものです。
女性の収入で家庭を支えるのは大変で、仕事に家事に育児に母親だけで全てをこなす忙しい日々を過ごされているシングルマザーは多いです。
では、そのような母子家庭で育った子供にはどのような特徴が見られるのでしょうか。
1.大人びている
母子家庭で育った子供は、大人びた性格をしている子供が多いです。
これは、自分を育てる為に母親が仕事で忙しくしているので、自分も早く大人になりたいと子供が無意識に考えているからではないでしょうか。
母子家庭の家では、母親が父親がわりに仕事もこなさなければならず、家に帰る時間が遅いために子供が家で一人になることが多いです。
一人で家にいる子供はその間、なんでも自分でしなければなりません。
宿題でわからないところがあっても教えてくれる人がいません。
お腹が空いて学校から帰ってきてもオヤツを出してくれる人もいません。
何でも自分でしなければならないのです。
何でも自分でするようになる為に、自然と大人っぽさが身に付いていくのでしょう。
2.甘えに対する欲求が強い
母子家庭では父親がいない分、子供が愛情不足を埋めようと母親に異常に甘えるようになることがあります。
父親の愛情を受けられなかった為に、自分は愛される存在なのか不安に感じている部分もあるのでしょう。
また、母親が仕事で忙しくて家にいることが少ない分、母親に甘えられる時間もどうしても少なくなってしまいます。
母親がいなくて寂しい時間を過ごしている分、甘えに対する欲求がどんどん強くなっていくのかもしれません。
愛情を受けたくて甘えが強くなる一方、思春期になると攻撃的になってしまうこともあります。
愛情不足がストレスとなって精神的に不安定になることから、攻撃性が強くなる子供がいるのです。
子供の寂しさにいち早く気づき、子供が孤独を感じないような対処をすることが大切です。
3.恋愛や結婚に臆病になる
母子家庭の子供は、離婚して苦労した母親の背中を見てきているので、恋愛や結婚に臆病になる場合があります。
両親がケンカばかりして離婚してしまった場合、それを見て育った子供は、結婚に対してあまり良くないイメージを抱いていることがあるでしょう。
酒乱や暴力、ギャンブル好き、浮気性といった父親が原因で母親が離婚した場合には、特に男性が苦手になってしまうかもしれません。
子供に恋愛や結婚に対して悪いイメージを持たせないためには、母親は離婚しても幸せそうに暮す姿を子供に見せることが必要でしょう。
また、母子家庭の子供の中には、恋愛や結婚に臆病になる子供がいる一方で、恋愛や結婚を軽率に考えている子供もいてます。
これは、母親が離婚をした母親を見ているので、離婚が身近にあり特別たいしたことだと考えていないことが原因でしょう。
若くして考え無しに結婚や離婚を繰り返す人の両親も離婚経験者だったなんてことがよくあるのはそのせいでしょう。
母子家庭で育った子供は、母親が仕事をしているので家にいない事が多く自分一人で何でもしなければならないので大人びている子供が多いです。
父親がいないのでその愛情を補うべく、母親に甘える欲求が強い子供もいます。
寂しさを感じてかまってほしいストレスで攻撃性が増すことがあるので気を付けましょう。
離婚をして苦労している母親の背中を見てきているので、恋愛や結婚に臆病になってしまう子供います。
その逆で、離婚した親が身近にいるので離婚が特別なことだという意識が薄い子供もいてます。
母子家庭だからこうであるといった固定観念は良くないですが、母子家庭の子供の特徴を踏まえて気を付けて育ててあげることが大切でしょう。