産前・産後の心身ともに不安定時期にやっぱりたよりになるのは実家です。
里帰り出産を予定している人は出産のための病院選びや予約から、
出産に備えての荷物の用意や、実家や留守中の夫にお願いしておくことなど、
里帰り中に慌てることのないように前もってしておくべき事をまとめておきましょう。
1.里帰り出産する病院について
里帰り出産を希望する人は、健診で通う自宅に近い病院と、
分娩する帰省先の病院の両方を探して、双方に早めに伝えておきましょう。
■健診で通っている病院へは里帰り出産をすることを決めたらできるだけ早めに報告をしましょう。
また、里帰りする際には、出産する産院宛の健診経過を連絡する書類を作成してもらう事も必要です。
■里帰り出産する病院へは里帰り出産をすることを決めたら、
できるだけ早く帰省先近くの産院をさがし、分娩の予約を入れられるか確認しましょう。
妊娠9ヵ月の後半(34週)くらいには、里帰りし、出産する産院の健診を受けましょう。
また、安定期の5〜6ヶ月に実家に帰省する予定がある方は、
一度里帰り予定の病院へ受診し検診を受けて状況を見てもらうのもオススメです。
ネットで調べた評価などで病院を決める方も多いと思いますが、
実際に病院の雰囲気も見れるのでより安心出来ると思います。
2.里帰り前に準備をするもの
ママの荷物はどんなものを用意しておいた方がいいのでしょう。
出産前や入院時の準備に必要なものは
●マタニティボトムス
●トップス
●産前産後用の下着
●パジャマ
●産後の授乳しやすい服
●産後用の補正下着
あとは、入院用に必要と病院から説明を受けているものです。
忘れてはいけないのは、「出産後の洋服や下着」など。
マタニティウェアで帰ったものの、出産後の事を考えてなかった。とうっかりする事も多いものです。
産後の床上げまでは、外出をすることは少ないですが退院時や1ヶ月検診、
自宅に帰る際などには必要bになります。
授乳用の下着やウェアなど産後ならではのアイテムは近所の衣料品店などで
気軽に買う事が難しいという事もありますので、
出産準備とともに産後のウェアの準備を忘れないようにしましょう。
準備する赤ちゃんの服の目安
続いて、赤ちゃんのために用意しておいてあげたい洋服がこちら。
●短肌着.3~5枚
●長肌着.1~3枚
●コンビ肌着.2~3枚
●ツーウェイオール.2~3枚です。
事前に自分で準備をする際には、大きいお腹でお買い物に行くのも大変ですので、
通販などを利用するのもオススメです。
送り先を里帰り先にしてまとめて送っておくと便利です。
里帰り中は、あまりお出かけをする機会も少ないと思うので赤ちゃんのオシャレのための洋服や、
オモチャは必要最低限にした方が良いと思います。
また、荷物をいっぱい送ったり持って帰るのが大変という場合には、
帰省後に実家の親や兄弟とおむつなどの消耗品や肌着など細々したものを買いましょう。
ベビーベットやベビーバスなどの大型の育児グッズは購入する際には、
通販で購入し実家を送り先にしたり、レンタルなどを活用するのもオススメです。
上の子と一緒に里帰りする際には未就学の上の子と一緒に里帰りをする際には、
実家近くで一時預かりや短期間でも通園できる保育園を探しておく事も大切です。
里帰りはしたものの両親はまだ現役で仕事をしていたり、
介護など自分以外の家族の用事で上の子と一緒にいられないという場面も出てきます。
そういう時に、たよりになる子育て支援の施設を事前にリサーチしたり、
登録をしておくといざという時に利用できるので便利です。
3.産後の準備も忘れずに
出産後の提出物をリスト化して、夫と共有産後には、出産に関しての手続きをしなければいけません。
出生届けには産後14日以内といった期限がありますし、
児童手当などは申請が遅れると損をしますので、注意が必要です。
特に、里帰り出産の際には夫の協力が不可欠のため、
出産前に必要な手続きをリストアップし夫と情報共有をしておきましょう。
主な手続きと期限がこちら
出生届:出産日を含め14日以内
健康保険の加入:1カ月検診まで
乳幼児医療費助成:子供の健康保険加入後、1カ月検診まで
児童手当金:出生してから15日以内
出産育児一時金・付加金:出産した翌日から2年間
出産手当金:産後56日以降
育児休業給付金:育児休業1カ月前まで
高額医療費:診察日の翌月から2年以内
里帰り中の長期間家を空ける際には「公共料金の支払い」「毎月口座から引き落としされるもの」など
家計に必要な事も伝えておく事が大切です。
また、里帰り前に赤ちゃんと一緒に過ごすお部屋のプランを話し合ったり
準備をしてもらったりするのも良いと思います。
また、電話やメールでは中々イメージがつきにくい赤ちゃんと暮らすために決めないと行けない事などについては、
里帰り前にある程度顔をつきあわせて話をしていた方が良いと思います。
安心して里帰りをして、出産〜育児をスタートさせるためにも、
里帰り前に必要なものをリストアップし心と体の準備をしておきましょう。