妊娠をすると様々な理由から痔になりやすいと言われています。
しかし日本人は元々が痔になりやすい体質と腸の作りとなっています。
ましてや妊娠中ともなると、そのリスクはより高くなります。
そこで、どんな痔ができ、どんな事に気を付ければ良いのかご紹介していきます
1.痔の種類について
まずは出来やすい痔の種類について、お話しさせていただきます。
代表的なものは、よく耳にする「イボ痔」と「切れ痔」です。
どちらの痔も日本人には馴染の深い痔です。
「イボ痔」というのは肛門の中や、外に出来る2種類です。
肛門の外に出来るイボ痔は手で触っても分ります。
また鏡などでもはっきりと自分でも確認する事が出来ます。
気が付かなくても、元々イボ痔を持っていらっしゃる方は沢山みえます。
酷くなければ、それ程気にする痔ではありません。
「切れ痔」というのは、排便の際肛門が切れて出血する痔の事です。
出血すると鮮明な真っ赤な血が出ます。
血が出ると驚かれるかも知れませんが、鮮やかな真っ赤な血というのは
切れ痔の特徴でもあるので、それ程気にする事はありません。
出血がひどい場合はお医者様に相談してた方がようでしょう。
切れ痔からイボ痔へと発展するケースがほとんどですので、早めの対策が必要です。
2.なぜ痔が出来るのか
では何故痔が出来るのかという、お話をさせていただきます。
元々日本人の腸は長く、また直腸(肛門の近く)向きにも関係しています。
日本人が欧米化した事により、お肉を食べる機会が増えた事や洋式トイレになった事で
便秘になり痔が出来やすくなったと言われています。
日本人の腸は肉を消化するには長すぎるので、便が腸にたまりやすくなります。
また直腸(肛門の向き)が外国人と違い、和式トイレに座った時に下を向くような作りになっている為、
洋式トイレでは肛門付近の直腸が曲がる形になってしまい余計に便が出にくくなり、
その結果、痔へと変わっていってしまうのです。
また、妊娠により腸が圧迫され腸の動きがにぶくなったり、排便の邪魔をしたりして、
便が固くなり排便をする際にどうしても力んでしまい、切れ痔になったり痔が出てイボ痔になったりしてしまいます。
妊婦さんは体が重くなるせいで、あまり動かなくなる事で運動不足になり腸の動きも弱くなる事が原因とも言われています。
また、踏ん張る機会も増える為に余計に肛門に力が入り痔が出やすくなります。
普段から踏ん張るような事の無いようにする事も、懸命かも知れません。
3.対策法
対策法としては、便秘の改善が一番です。
食物繊維の食べ物をたくさん摂るようにしてください。
また便が出やすくなる様に水分もたくさん摂ると良いみたいです。
食物繊維と言っても沢山ありますが、自分に合う食物繊維の食べ物があります。
茎わかめなど、ミネラルも摂れて便秘解消にも効果がありそうです。
全ての人が同じ食材で便秘が良くなる訳ではないので、自分に合う食べ物を見つける事が大事です。
どんな食材が自分の便秘に効くのか、探ってみるのもいい方法です。
探っている内に沢山の食物繊維を、知らず知らずのうちに食べている事になるので一石二鳥です。
また適度な運動も良いとされています。
よく歩いた日など、急に便意を催す事があります。
それと同じで、やはり便秘には運動も大事です。
しかし妊婦さんが運動をするというのは、大変な事です。
簡単に出来る体操や軽いウォーキングなどで様子をみてみるのも良いでしょう。
とにかく無理をしないで、気軽に出来る事から始めてみるのが大事です。
考え込むのもストレスになり、良くないと言われ提案す。
あと最初になりやすいのが切れ痔ですですので血が出た時はすぐさま、
対処する事でイボ痔へと発展する事を伏せ具結果にもなりまま。
切れ痔かなと思ったら、すぐにオロナインを塗ると治りやすいです。
外部に塗る薬ですので問題はないと思いますが、一応お医者様に相談して下さい。
≪恥ずかしがらないで下さい≫
妊娠するという事は素晴らしい事です。
普段の体調とは全然違うのですから、便秘や痔になるのも当然の事です。
あまり気にする事もありませんが、イボ痔は酷くなると痛みも出てきます。
痛みがあっても、時が経つと自然と直る事もあります。
しかし、酷いようでしたら産婦人科のお医者様に相談してみて下さい。
恥ずかしいなとこちらが思っていても、お医者様は何人もの方を診てきていらっしゃるのですから、
こちらが思っている程、お医者様にとっては普通の事です。
痔になる事も「百も承知」ぐらいにしか思っていらっしゃらないと思います。
これからお母さんになるのですから、イボ痔くらいどうって事ないくらいに思って良いと思います。
男性の先生に言うのが恥ずかしければ、さりげなく看護師さんに相談されるのも手です。
よい出産になる事と無事に赤ちゃんが生まれる事を、心よりお祈りしております。