女性のお仕事とも言える出産。
赤ちゃんに会うのはとても楽しみですね。
出来る事ならば自然分娩が一番ですのでしょうが、危険回避のために行われる帝王切開ですので、
元気な赤ちゃんに会うためにも少しでも不安は軽減させて挑んで下さいね。
1.帝王切開になる原因
自然分娩が不可能とされ、母子の安全のために行われる帝王切開。
理由の中には逆子や双子.三つ子ちゃんの多胎児の場合。
双子くらいだと必ず帝王切開になるわけではないです。
そして子宮の中の胎盤が部分的、もしくは完全に子宮口をふさいでいる場合は、赤ちゃんが産道を通れませんし、
赤ちゃんより先に胎盤がはがれる危険性もあるので、帝王切開になります。
あとはママの骨盤よりも赤ちゃんの頭の方が大きくなってしまった場合。
これも通り抜けられないので帝王切開になります。
ここまでは事前に分かっている事ですので、出産前に帝王切開になるかどうか、医師の判断になりますが、
お産が始まってからトラブルが生じ、自然分娩では危険だと判断された場合、
同意を得て緊急帝王切開に切り替わる事もあります。
心の準備ができていないので、焦ってしまうかもしれませんが、
陣痛が始まってお腹の中で赤ちゃんも頑張って出てこようとしてくれています。
ママと赤ちゃんの安全を最優先に考えてのことですので、心配せずにまずは落ち着いて挑んで下さい。
第一子が帝王切開での出産だと2人目も必ず帝王切開になるわけではありません。
自然分娩の方が出産後は楽でしょうが、安全に出産するためにも医師の判断に委ねましょう。
2.帝王切開の痛みについて
予定されていた帝王切開だと出産日も決まっているという事で、心の準備も出来ますよね。
いよいと出産ですが、昔と比べたら帝王切開での出産は増えている傾向にあるようです。
まずは麻酔の痛みですが、この麻酔の痛みのための麻酔が最近ではあるようです。
そして手術中は局部麻酔の場合は意識があるので、感動の初対面ですね。
しかし、初対面の感動もつかの間、麻酔が切れるとどうしても回避出来ないのが術後の痛みと子宮収縮の痛みです。
どうにも痛い場合には、痛みどめの薬が出る場合があるので、無理せず相談してみて下さい。
自然分娩の人が術後の回復が早いのに比べて、やはり帝王切開だとダブルの痛さがありますので、
産後すぐの夜は痛みで眠れなかったりするかもしれません。
痛みのピークは個人差はあると思いますが、~3日程度でしょうか。
寝返りもままならなかったのが、段々と起き上がれるくらいにまで回復出来ます。
痛いでしょうが、その最中でも試練があり、術後はなるべく早く起き上がり意図的に身体を動かし、
子宮収縮の回復をうながすように指示される産院が多いと思います。
翌日にはそう言われ、スパルタだとは思いますが、少し頑張ってみて下さいね。
早く回復を目指して可愛い赤ちゃんを抱っこしてあげて下さい。
3.帝王切開の費用
無事に出産も済んだのもつかの間、不安な要素の一つ、費用ですが、諸々どうしてもかかって来てしまいますよね。
通院にかかる電車やバス代、医療費など。
赤ちゃんを無事産むためには出費覚悟で、パパにも頑張ってもらいたい所です。
出産でもらえるお金として、出産育児一時金というのがあります。
出来る事ならこの一時金で収めたい所ですね。
病院にや病室にもよるのでしょうが、帝王切開の場合、すぐには動けないので、
出来れば個室を希望したいですが、個室はどうしても高いですよね。
大部屋で術後の痛みに耐えている所や、トイレにも自ら行けず、
尿道カテーテル挿入されている所などを見られるのは抵抗があるのも心理です。
ほんの最初の数日間だけ、我慢してカーテンで覆い周囲をシャットダウンしてしまうのも手かと思われます。
帝王切開の入院日数はこれも病院により、6日~14日と言われています。
自然分娩の4~5日と比べると長い分、やはり費用もかさんでしまいます。
ですが帝王切開は保険が適用されるので、おおよそですが40万~100万と言われています。
また、通院の為にかかった交通費や医療費に関わるレシートなどは、全部取っておきましょう。
医療費控除として確定申告すると、税金が還付される場合があります。
少しでも戻って来るとありがたいですよね。
お住まいの自治体で妊婦健診の補助がある場合があります。
問い合わせてみましょう。
そして事前に医療保険への加入をしておき、帝王切開になった場合、自然分娩と違って、入院費用や手術について給付金が支給されます。
出産前にいろいろ医療保険についても調べてみると良いでしょうね。
かなり高額になってしまうので、自治体や医療保険などを上手に減らして不安を少しでも軽減させて下さい。
«まとめ»
色々な不安があるのは仕方ない事です。
ですがそれを自分の中だけで溜め込まず、旦那さんや周囲に話してみて下さい。
ママの不安はお腹の中の赤ちゃんに伝わります。
赤ちゃんも頑張っていますよ。
出費ラッシュも痛みも長くは続きません。
長い人生んのほんの少しの時間。
可愛い赤ちゃんとの対面のために、パパとママとで頑張ってみてはいかがでしょうか。