今は3組に1人の割合で離婚をするといわれている時代です。
結婚するときは離婚をするだなんてことは考えもしないでしょう。
しかし、スピード離婚も最近では増えているのです。
離婚はいまや他人ごとではありません。
長続きすると思っていた幸せも、ある日突然音をたてて壊れることもあるのです。
性格の不一致、浮気、不倫などが主な原因となるようですが、
いざ離婚をしようとおもっても離婚はそう簡単にできるわけではありません。
心の準備はもちろん、様々な準備をしてやっと離婚が成立するのです。
時間もかかります。
時間がかかればかかるほど、精神的にもまいってしまう人が多いのが事実です。
離婚についての知識が乏しいまま、相手の言われるがままに離婚を成立させてしまうと、
後悔することもたくさんあります。
では、もしも離婚をしたいと思ったら、具体的にどのような準備をしたらよいのでしょうか。
1.離婚の原因となる証拠を集める
離婚をすることには必ず理由があります。
そして離婚をする時には必ずといっていいほど双方の言い分が異なり争いが起こります。
言った、言わないの水掛け論になる可能性もあります。
そして精神的にまいってしまい神経をすりへらします。
自分の意見を主張するときには証拠があったほうがよいでしょう。
例えば相手の浮気や不倫が原因で離婚を決意したのだとしたら、その証拠を集めるのです。
携帯電話の通話記録を携帯電話会社から取り寄せたり、ETCやクレジットカードの利用記録、
SUICAなどの記録をすべてとってみましょう。
GPSでの記録などがあったらそれらも残しておきましょう。
相手の浮気を証明するためにはこれらは大変有効です。
また、浮気相手を知る人がいたら、その人からの情報も録音といった形式で撮っておくのもよいでしょう。
場合によっては探偵をつけ、相手の行動を監視してもらうことも可能です。
浮気相手と密会の写真などを撮ってもらうことができたら大変有力な証拠となります。
もしも離婚を決意した原因が相手のDVやモラルハラスメントなどの場合は、
それがされているときの様子を録音、録画しておくとよいでしょう。
傷を負った場合は必ず病院にいきましょう。
そして病院の診断書をとっておきましょう。
忙しくて病院に行けない場合は、写真に収めておくだけでもよいです。
2.弁護士を探す
離婚をする場合は多くの場合家庭裁判所で裁判をすることになります。
財産分与や子供の親権、養育費、慰謝料などについての取り決めをするためです。
自分が不利にならないようにするには、離婚調停に強い有力な弁護士を雇うことをオススメします。
さまざまな案件を扱い、慣れた弁護士であれば、あなたができるだけ不利にならないように
できる限りの知識や手段をとってくれます。
離婚の手続きに関してまったく知識がなく、相手の言いなりになってしまうことは絶対にやめましょう。
すべて弁護士を通して相手と話し合いをするようにすると、無駄な心の傷を負わずにすみます。
離婚の調停の場合の弁護士費用はだいたい30万円、裁判をする場合は50万円ほど平均的にかかってくるようです。
金銭的な負担がかなり大きいのですが、ここを節約するとあとで痛い目にあるかもしれませんので
もったいぶらずに弁護士さんにお願いすることをオススメします。
3.離婚後の生活について考える
離婚をしたら、今の生活はなくなります。
離婚前の収入は夫婦のものでしたが、離婚後はあなたのものだけになります。
あなたの収入だけで生活をしていくことができるのか、もしできないとしたら、
公的な補助を受けることができるのかどうか、などといったことを良く考えましょう。
離婚をした後、新たに引越しをする人が多いです。
引越しをするにはお金がかかります。
敷金、礼金、家賃はもちろんのこと、家電や生活用品をある程度は最初にそろえないといけませんので、一気にお金が飛びます。
また、賃貸で部屋を借りる場合は、保証人が必要です。
保証人になってくれそうな人がいるかどうか、確認しておきましょう。
離婚が成立してから考え始めるのでは遅すぎます。
また、収入が少なく生活が成り立ちそうにない場合は、新たに仕事を探す必要があります。
仕事の情報についても求人誌やハローワークにいって集めておくとよいでしょう。
もしも頼れる実家があるようでしたら、実家に甘えるのも良いと思います。
しかし、出もどりというのは立場が悪いものです。
世間様の目もあります。
それに耐えられるかどうかも大きな問題です。
いかがでしたか?
離婚はかなりのエネルギーが要るものです。
精神的にもやられます。
まずは健康第一です。
身体を壊してしまってはもともこもありません。
離婚後の生活が少しでもハッピーなものになるよう、離婚前の準備をしっかりとしておきましょう。
離婚という決断は辛いことばかりですが、新たな幸せを手に入れるための試練だと思って頑張りましょう。