現代では、子どもの数が年々減少しており、少子化が進んでいます。
その一つの原因として、子供を作ることが怖いと思っている人が増えていることです。
なぜ子供を作ることが怖いと思ってしまうのでしょうか。
その理由についてご紹介します。
1.金銭
まずは、十分に子どもを育てられるお金に余裕があるかです。
独り身であれば自分で稼ぎ、自分のためだけにお金を使えますが、子どもがいれば自分の趣味嗜好は後回しになって、養育費や学費などに使うことになります。
もちろん衣食にもお金がかかるので、両親共働きにならざるを得ない状況になる可能性は非常に高いです。
一人っ子が増加しているのも金銭面での不安からであることは大きいでしょう。
2.生活環境
次に、共働きになれば家事はどうなるのか。
妻が家事も育児も仕事もするとなると、両立できるのか不安になります。
保育料もそれなりにかかるため、フルタイムで働かなければいけなくなります。
体へ負担がかかり、それに伴い精神的にも負担が大きくなります。
また、保育所での虐待や学校でのいじめなどの社会問題でも、自分の子どもをこの世に産んでは可哀想だと感じる方もいるでしょう。
3.分娩環境
子供を産むために必ずといっていいほどお世話になる産婦人科ですが、その産婦人科医院が医師不足などの理由で廃業したり分娩が出来なくなったりして、なかなか信用できる産婦人科を見つけられません。
近場でないと通院が大変だし、いざという時に困ってしまいます。
また、信用していた医師が医療ミスなどで逮捕され、妊婦と赤ちゃんが死に至るニュースを見ると、子どもを作るのが怖くなってしまいます。
4.痛み
経産婦から話を聞いたり、ネットで調べたりすると、分娩で気絶する人もいれば亡くなってしまう人もいます。
子供を産むことってそんなに命懸けなの?と思ってしまいます。
鼻からスイカが出るみたいと例えばなしがあるように、相当痛いんだろうなと思わせてしまいます。
定期健診でも、医師による内診が痛いとか恥ずかしいとか怖いと思っている人もいます。
血が苦手な人や、痛みに弱い人は分娩が嫌だから子どもは作らないと言う人も中にはいるんじゃないでしょう。
5.しつけ方と育て方
子どもがいる人なら悩み続ける課題です。
自分の育て方は合ってるのか、このしつけは間違っていないか、どうすればよかったのか、こうすればよかったのか、答えがないのが育児です。
自分に余裕がなくなって子ども虐待してしまったり、ネグレクトをしてしまったり、そこは誰しもがなる可能性のあって紙一重です。
自分に子どもを育てることができるのだろうか、自分も虐待してしまったらどうしようと思っています。
その子どもによって育ち方は違うし性格も違います。
答えがないから不安なのかもしれません。
このように、楽観的な人よりも真面目で先のことを考えて動いている人の方が怖いと思う可能性が高そうです。
自分の子供をこの世に生んだら、幸せになれるのか?産んでくれてありがとうと笑顔で言ってくれるだろうか?こんな世の中なら生まれてこなきゃよかった。
そう自分の子どもに思わせてしまうなら、そもそも生まない方がいいんだろうか。
でもその色々な考えは全て間違っていないでしょう。
子どもを産んで育てるということのリスクを考えた結果、それでも産んで育てたい。
私たちの子孫を残したい。
絶対に幸せにする。
そう決心した人から産まれた子どもは幸せかもしれません。
子どものことを第一に考え、愛情をもって子育てに励むことでしょう。
子どもを作るのが怖い人は、物事を慎重に考えている人ということです。
最愛のパートナーと巡り合って、この人との子どもなら一緒に育てていきたいと思えるといいです。