「幸せ太り」という言葉があります。
辞書を引くと、「結婚した後、次第に太り出す現象」とあります。
なぜ、結婚した後太り出す、なんていう現象が起こるのでしょうか。
1.食事が三食きちんと出る
特に男性の場合、独身時代にはきちんと三食とらない人も多いです。
朝食を抜いたり、なんだか昼ご飯を食べる暇なくいつの間にか夜になっていた、なんて事も珍しくありません。
女性にしても、自分で三食きちんと用意して毎日食べる、なんていう人はあまりいません。
それが結婚をすると、男性にしたら、三食きちんと出てくるようになった、という声が多く聞かれます。
女性も、自分だけのためには作らなくても、夫がいると三食きちんと用意するようになり、自然と自分もたくさん食べるようになった、という声が聞かれます。
2.楽しくてたくさん食べてしまう
1人で食事をするより、誰かと食べた方が食がすすむ、というのはよく聞く話ですね。
誰かと一緒にご飯を食べると、幸せホルモンであるセロトニンが分泌されるそうです。
そのおかげでご飯がさらに美味しく感じられて、食が進んでしまうようです。
それが、愛する相手と毎日一緒となると、食べる量が増えてしまうのも納得です。
独身時代に1人で夕食を食べていた頃より、結婚して2人で夕食を食べるようになってから、明らかに食事量が増えた、という人は多くなります。
愛する人と食事をとることで幸せを感じ、食事がさらに美味しく感じられてたくさん食べてしまう、これこそまさに、「幸せ太り」という名にふさわしい太り方です。
3.奥さんの手料理がおいしい
これはよく、結婚した男性が妻の前でいう言葉です。
「うちのカミさんの料理がうまいから太った」なんて言ってるところを聞いたら、女性は嬉しいですよね。
先ほど、愛する人と共に食事をとることで、美味しく感じる、という話をしましたが、実際に手料理はおいしいものです。
これまで、コンビニ弁当やカップ麺、外食ばかりしてきた男性にとって、妻の手料理は本当に美味しく感じられるようです。
また、食事をとるときの「ありがたみ」が、そのまま味覚に直結するとも言われています。
人は、、ありがたみを持って食べる料理は必ず、味わって食べようとします。
味覚は感情に正直なので、味わおうとすると、いつもよりも過敏に、その料理の情報を吸収するそうです。
そうすることで、何気なく食べている時には気がつかない、味、香り、食感など様々なことを、五感全てで吸収しようとして、美味しく感じるようです。
奥さんが手間暇かけて作った料理であるという「ありがたみ」が、料理をさらに美味しくさせるんですね。
4.運動をしなくなる
自分磨きのために運動・筋トレをする人は、男女問わず多いですよね。
そこには少なからず、異性にモテたいという気持ちがついているものです。
しかし結婚をすると、自分磨きをしなくなる、見た目に気を使わなくなるひとが多くなります。
実際、結婚をしてからオシャレに興味が無くなった、という人も多いです。
自分のために使うお金も時間も少なくなるから、という声もあがっています。
それまで見た目に気を使って、運動をして体を引き締めていた人が、結婚後運動をしなくなることで、一気に太ってしまいます。
食事の量だけでなく、見た目への意識も原因になっています。
いかがでしたか。
幸せ太りをするのには様々な原因があります。
多くの原因が積み重なって、結婚後は太る人が多いようですね。
幸せ太りはその名の通り幸せな証のようにも思われますが、太ることは健康に大きな悪影響を及ぼします。
未来も幸せな夫婦でいられるように、自分の健康にも気を遣って、太りすぎには気をつけましょう。