女性にとって、赤ちゃんを授かった瞬間というのは、
喜びと同時に期待と不安が混じり合った感情を抱くことが多いでしょう。
大抵の女性は、無事に育ってほしいことと、赤ちゃんの成長を日々楽しみになる日々が始まることでしょう。
では、妊娠を知った時、どのタイミングで誰に報告するのが良い方法なのでしょうか。
1.ご主人にはいち早く報告を
まず、妊娠を知るきっかけとして、生理が遅れていることや、
妊娠検査薬を用いて妊娠に気づくケースが多いことでしょう。
病院で妊娠を確定されるまではハッキリしていない状態のため、
なかなか周りに言うことをためらってしまうこともあるでしょう。
しかし、もしこうした妊娠の可能性があるのであれば、ご主人には伝えておくべきです。
もし不正出血があった場合や、急な腹痛、または早い段階でつわりが始まることがあります。
そうした女性の体の変化に対応してもらえるようにするには、やはり一番近い存在で、
赤ちゃんの父親でもあるご主人に報告するのが先決でしょう。
病院で確定していない段階でも、伝えておくことで、何に対しても備えることが出来るようになります。
また、女性同様その子にとっての親に変わりはありません。
協力を得るためにも、ご主人にはいち早く伝えておくことが一番良いでしょう。
2.親族の理解を得る必要がある場合は早めに
家族で仕事を営んでいる場合や、どちらかの家族と同居している場合は、
病院で妊娠が確定した時点で話しておくことが良いです。
妊娠のことを伝えておかなければ支障が出ることも少なくありません。
重労働であったり、眠気に襲われて家のことがおろそかになってしまうこともあるため、家族の理解も必要になるためです。
中には安定期に入ってからという方もいますが、自分の体のことを一番に考え、
赤ちゃんにとってより良い環境・状態で体を守る必要があります。
赤ちゃんを守れるのはママとなる女性自身です。
理解を得ないまま、違う理由で労働や家事を控えた場合に、よく思わない家族がいることも無いとは言い切れないものです。
まずは同居している家族に、病院で妊娠が判明したということを伝えておくことが良いでしょう。
3.友人や知人などには安定期に入ってから
妊娠が発覚すると、嬉しさのあまりすぐにでも友人らに話したいと思うのが本音でしょう。
しかし、妊娠初期の安定期前の段階では、体調も優れない他、
赤ちゃんも今後ちゃんと成長してくれるかの心配もあります。
安定期に入ったからといって完全に安心できるものでもないですが、
安定期前は特に流産してしまうなどの恐れがあることから、出来れば避けた方が良いでしょう。
発覚した時点で話すことが悪い訳ではないですが、万が一赤ちゃんに何かしらあった場合に、
その後の報告が苦になってしまうこともあるのです。
また流産してしまった時、自分の中でもさらにショックを受けることが多く、
友人らに報告したことを後悔する人もいるのです。
テレビやニュースで有名人・芸能人が妊娠発覚した際にも、大抵は安定期に入ってからの報告です。
それはこうした理由があるためです。
報告のタイミングは、出来れば安定期を過ぎて、自分自身の体調も良い状態になった時に報告するのが良いでしょう。
4.会社への報告のタイミングはなるべく早めに
妊娠前から仕事をしている女性も多いです。
妊娠が分かってからすぐのタイミングで報告する人、またはお腹が目立ってきてから報告する人と、
人それぞれタイミングが大きいのが会社への報告です。
しかし、会社によっては雇用人数が少なく、人手が足りていない状態の場合も考えられます。
また、つわりなどから仕事に穴をあけてしまうこともあるでしょう。
もし安定期前に体調がすぐれない日があまり続くようであれば、
正直に報告しておく方が、どちらにとっても結果的に良いのです。
正確な理由が分からないまま、何日も休むことになると、同僚や上司たちに迷惑をかけてしまうことが考えられます。
また、仕事内容によっては人手不足となり、仕事にならないという重大な結果を招いてしまうこともあるでしょう。
それらを踏まえて、つわりなどの状態や体調を考慮し、場合によっては安定期に入る前に伝えるのも必要になります。
早めに伝えることによってメリットは多く、周りのサポートを得られる他、
仕事の内容を変更してもらえる場合もあり、休みをとることにも柔軟な対応をしてくれる会社も存在します。
最低でも出産間近から出産後数か月は休職が必要なことから、
安定期あたりにはきちんと伝えておくことが大切で、マナーともいえるでしょう。
妊娠の報告のタイミングは、状況や関係の深さなどによってもずれることがあります。
報告するまでの時間は、普段より長く感じもどかしい気持ちになることもありますが、
順番やタイミングといったことは意外と重要なことです。
また仕事をしている人は、社会人としてのマナーを守りつつ、赤ちゃんを守ることが必要であることが分かる為、
十分にご主人と相談の上判断するのが良いでしょう。