皆さん、赤ちゃんをささっと躊躇なく抱っこできますか?と聞かれて、ハイ出来ます。
と答えられる人はきっとベテランママさんですよね。
ママになっても初めての赤ちゃんではどのように抱っこしていいのか悩みませんか?
落とさないようにしなくちゃといろいろ気を使って身体がガチガチになってしまいますよね。
そうするとママも赤ちゃんも心地よくない抱っこになってしまうのです。
初めてでも上手にできる赤ちゃんを抱っこするコツをご紹介します。
1.首が座らない赤ちゃんの為の横抱き抱っこの仕方
産まれてすぐの赤ちゃんを抱っこしようと思っても、まだまだ身体が未熟で首が座っていませんから少し気をつけなくてはいけません。
生後間もない赤ちゃんから、首が座るまでは横抱きで抱っこをします。
赤ちゃんの頭から首の部分にママの片手を下から入れます。
次にもう片方のママの手を赤ちゃんのオマタのところから入れます。
そうしたらそおっと赤ちゃんの体をママの体の方へ持ち上げます。
持ち上げたら、赤ちゃんのオマタから入れたままの手を赤ちゃんの背中の方まで伸ばします。
もう片方のママの腕の肘あたりに赤ちゃんの頭から首のあたりが支えられるように位置を調整します。
ママのお腹から胸元あたりに赤ちゃんを引き寄せます。
ポイントは手首だけで赤ちゃんの頭や首を支えない事です。
手首だけで支えているとしっかりホールドされている感じが伝わらないですし、ママの手首が痛くなってしまいます。
そしてママと近ければ近いほど赤ちゃんは安心しますので自然に寄り添うように包み込んであげましょう。
また赤ちゃんの足は、ピンとまっすぐさせないで、自然な赤ちゃんの足の曲がり具合をキープして下さい。
2.首が座りかけてきた赤ちゃんから縦抱きにチャレンジ
首が座ってくるころは、早ければ2か月くらいからです。
だいたい生後3か月くらいで首は座りますが個人差も大きいです。
しかし4か月になればほぼ首は座ってくるでしょう。
そうしたら横抱きだけでなく縦抱きにも挑戦してみましょう。
首が完全に座らなくてもママが首を支えられれば縦抱きもOKです。
やり方は、ママの片手を赤ちゃんの頭から首の部分に入れます。
股の間にもう片方の手を入れます。
ここまでは横抱き抱っことおなじです。
(首が座っている赤ちゃんは、赤ちゃんの脇の下からママの手を入れてママの指先で赤ちゃんの首を支えながら
赤ちゃんを抱き寄せる事も可能です。)そのまま、ママが前かがみになるような姿勢で赤ちゃんを縦に抱きよせてママの体に引き寄せます。
ママの体に赤ちゃんの頭をくっつけます。
その時に息が苦しくならないように赤ちゃんの顔を少し横に向けます。
ママの体で赤ちゃんを支えながら、もう片方のママの手を赤ちゃんのお尻の下を支えます。
反対の手は赤ちゃんの背中から首、頭のあたりを支えるように腕や手の位置を調整します。
赤ちゃんの足はしっかり開いてママの体に巻き付くようにしましょう。
結構足が開いていてもそれが自然な状態なので全く問題ありませんから大丈夫ですよ。
3.泣く子も黙る、まんまる抱っこ
生後数か月の赤ちゃんに特に効果があるのが、赤ちゃんの背中を丸めた状態に抱っこする、まんまる抱っこです。
赤ちゃんは長いこと、ママの子宮の中で丸まっていましたから、そのような姿勢をとってあげると安心して泣いていた赤ちゃんも泣き止みます。
やり方は、横抱き抱っこの要領で、ママの手で赤ちゃんの首から頭までともう片方で赤ちゃんの大股から手を入れて抱き寄せます。
その時にママの腕を移動させて輪っかを作って、赤ちゃんの頭から首と足のひざの裏を支えて、
その中に赤ちゃんのお尻が下がるようにスポット入れてしまいます。
そうすると赤ちゃんの背中が丸くなります。
そのままユラユラ優しく揺れると、赤ちゃんは、ますます心地よい気持ちになるでしょう。
注意点はあまり丸くしすぎると、赤ちゃんの顎が引きすぎたようになって苦しいですから、やりすぎは禁物です。
4.赤ちゃんを抱っこするときの注意点
赤ちゃんの足の膝の部分は、くの字をキープする事を守りましょう。
赤ちゃんの足全体の形を観察してみると膝が「く」という形に曲がっています。
全体を見るとM字とも言えますね。
これが赤かちゃんの自然な足の形で、成長とともにまっすぐになっていきます。
なので、くの字の形をまっすぐにのばすような抱っこの仕方をしないように注意しましょう。
くの字のときに足をピーンとまっすぐ伸ばすような体制を取ると、赤ちゃんの足は知らないうちに股関節脱臼を起こしてしまう危険があります。
横抱き抱っこの時にはママの手で間違えて赤ちゃんの足をまっすぐして押さえてしまいがちですが気を付けましょう。
縦抱き抱っこの時は股関節がしっかり開くようにすると良いでしょう。
抱っこひもで抱っこをすることがだんだんと多くなりますから、抱っこひも選びでも、
赤ちゃんの足がピンとまっすぐにならないようなものを選ぶと良いでしょう。
抱っこの時は、ママの肩の力を抜いてゆったりとした気持ちで行う事も大事です。
赤ちゃんの好きな抱っこの仕方を探って、リラックスさせてあげましょう。
また、成長に合わせて抱っこの仕方も変えていきましょうね。
半年過ぎるとママの片手だけで腰で支えて抱っこも出来ちゃいますよ。
落とさないようにだけは注意して下さい。