夫婦になってしばらく年数が経つと、会話が少なくなってしまったり、
喧嘩が絶えなくなってしまうことはどこの家庭でも見られる変化でしょう。
しかし、その中でも、円満に毎日夫婦生活を維持できている家庭が存在することもまた事実です。
結婚してからも、円満な夫婦でいるためには、どのような秘策や方法があるのでしょうか。
1.思いやりの気持ちを忘れない
夫婦になることによって、恋愛ではある程度距離感があったものから、家族というかなり近い存在になることで、
思いやりの心を忘れてしまう傾向があります。
家族になったことで、気を使わないという点ではメリットもあるのですが、
お互いが相手を大切にする思いやりの心を見失っては、関係は円満に保てません。
お互いのことを一人の人間であることを常に意識して、気持ちや意見を確認することはいつになっても大切なことです。
あまり感謝を伝えなかったり、照れから言えない関係性になっていくこともありますが、この感謝を伝えるということも思いやりの一つです。
日頃の生活の中で、相手がしてくれることが当たり前になってしまい、感謝の気持ちすら持てなくなってしまうのは良くない傾向です。
また、相手がこうしたら喜ぶだろうと考えるだけでも、こうした思いやりに繋がります。
ちょっとした些細なことでも感謝を伝える、相手の気持ちをくみ取ることで、良好で円満な夫婦でいれることが出来るでしょう。
2.毎日会話をする
事務的な連絡だけになったり、用がないときはお互いに会話をしないという夫婦は要注意です。
会話はコミュニケーション手段の一つで、また人と人との関わりの中で一番重要視されているツールです。
会話が弾まないことがあっても、その日の出来事などの他にも他愛もない会話でお互いに笑顔になれたり、
喜びや怒りといった毎日の感情を共に共有することで、絆が深まっていくものです。
夫婦生活が長くなればなるほど、相手の態度やしぐさから気持ちがわかってしまうこともあり、
会話をしなくても済む環境が出来上がってしまいがちです。
しかし、相手の細かい心情を察知したり、こうして欲しいという要求まで小さなことに気付くことが出来るでしょうか。
会話があるからこそ、相手のことを理解でき、相手を知ることが出来るのです。
夫婦関係に限られたことではありませんが、こうした会話をすることがとても重要なことであることが分かります。
長く円満を保つためには、同じ空間で過ごしている時間を楽しいものに変えて過ごすという働きかけが必要です。
そのためには一番「会話」が近道でしょう。
3.お互いの時間を大切にする
夫婦になっても、それぞれ趣味があったりその日にやりたいことが違うといったことが起きます。
どちらかの意見を尊重して行動することもとても素晴らしいことですが、
ある程度完全なるプライベートな時間を設けることはとても大切です。
夫婦だからといって四六時中一緒にいることは、むしろストレスになってしまうこともあるためです。
自分だけの時間・空間をあえて作り、相手のいない時間を楽しむことで、日々の些細なストレスをこまめに解消することが出来ます。
特に特別な日であったり、前から予定を組んでいた場合など除いて、それぞれの時間を大切にすることはとても良いことです。
またいない時に分かる相手のありがたみに気付けたり、相手を冷静に見る時間にもなります。
すれ違いから生まれるプライベートではなく、あえてこうした時間を作ることは決して悪いことではありません。
むしろその時間にしか出来ないことを存分にすることで、共にいる時間を大切にすることが出来るようになるでしょう。
4.素直になることが大切
一緒にいる時間が長くなることで、自然と相手に対して素直に謝ったり、
自分の気持ちを伝えることが難しくなってしまうことがあります。
一緒にいて欲しいと思った時に変なプライドが邪魔をして逆の事を言ってしまったり、
悪いと自分ではわかっていても素直になれずに沈黙状態が続いてしまう夫婦も多いです。
しかし、一緒にずっといるからこそ、素直になることが大切で、今後何十年と続く夫婦生活においては必要不可欠なことです。
時に甘えたり、感情を吐き出すことは、そのままの自分を表現しているため、ストレスになることも少ないのです。
また「言わなくても分かる」という暗黙のルールを作る必要がなく、
女性に比べて鈍感な男性でも、ストレートに口にしてくれたり表現してくれることで、
より相手のことを知れ対応することが出来るようになります。
変な期待を持ったり、見れば分かるなどといった曖昧な行動は避けて、
出来るだけ自分に素直になって伝えることは、円満を持続させる上では必要でしょう。
結婚後も、恋愛の時と同じペースで生活することは難しいですが、
円満を保つという面では恋愛よりも意外と簡単に出来るかもしれません。
喧嘩に発展するのを防いで我慢をするのではなく、日頃から相手の気持ちを察すること、
また時に自分の正直な気持ちを伝えることで、より夫婦の絆や理解が深まります。
「小さなことからコツコツと」は、夫婦円満にも言えることで、こうした夫婦間における言動など
お互いに寄り添う気持ちを忘れずに、日々コツコツ円満になる為の工夫が必要なのかもしれませんね