赤や白、ピンクと色々な色があるシクラメンは、美しく小さい花びらのものは室内で割りと育てやすいのでとても人気があります。
そんな室内でのシクラメンの育て方のポイントをご紹介します。
シクラメンを育てたい方は是非参考にして下さい。
1.室温管理をしっかりと
シクラメンは、高温にとても弱い花です。
ですので、夏に高温のままシクラメンを放置して枯らしてしまったという方はとても多いです。
夏は暑くても25度程度の場所に置いてあげましょう。
置く場所は花が咲いている時は太陽の光が直接当たらない場所、咲いていない時は太陽の光が直接当たる場所を選びましょう。
冬は、寒さに強いので5度程度なら耐えることができます。
ですが、5度以下になってしまうと凍ってしまい花が咲かなくなる事もあります。
直接クーラーや暖房の風が直接シクラメンに当たってしまうと、花や葉が乾いてしまうので直接当たらない場所を選んで置くようにしましょう。
また、シクラメンは湿度にも弱く、株が傷んでしまうので梅雨や雨の後等はシクラメンのそばに除湿機等湿度を取ることができるものを置いてあげて湿度が高くなり過ぎないようにしっかりと管理してあげましょう。
2.肥料について
肥料は秋から翌年の初夏あたりにかけて約2ヶ月に1度の割合で肥料を与えます。
夏の暑い時期に肥料をあげると栄養過多になり逆によくありませんので、夏の間は水だけで十分です。
また、底面から肥料を与えるタイプのものを使っている場合は、汚れが溜まっている場合があるので汚れを取り除いてから同じように秋から翌年の初夏にかけて1~2週間に一度薄めた液体肥料を与えてあげるとシクラメンが元気に育ちます。
3.水やりについて
水やりについて1番気をつけるのは夏です。
夏は肥料をあげなくてもいいですが、その代わり水をたっぷりとあげましょう。
土が乾いていたらあげるくらいがちょうどいいですので、常に乾いていないかどうかしっかりとチェックすることがシクラメンを長持ちさせるコツになります。
シクラメンは、花の中でも冬でも割りと水分を必要とする植物ですので、土が乾いているなら常に水をあげましょう。
底面給水タイプのものは、底に水を切らさないようにすればシクラメンが枯れることがまずありません。
初心者の場合は肥料面でもこちらが育てやすいのでオススメです。
注意したいのが、球根の部分に水がかからないようにすることです。
球根が傷んで腐りやすくなってしまうからです。
4.葉組みをする
シクラメンに欠かせないのがこの葉組みです。
葉組みとは、葉っぱ同士が重ならないように整える作業の事をいいます。
特に、頭頂部をしっかりと葉組みをすることで花が美しく咲くようになります。
購入してからすぐは花屋さんが葉組みをしていますのでバランスよく葉っぱが重ならないようになっていますが、
そのうち他の場所の葉っぱが大きくなり葉っぱ同士が重なるようになってしまいます。
ですので、買ってから1ヶ月たったら葉組みを意識するようにしましょう。
葉組みを上手にするコツは、どの葉も太陽の光に当たることを考えることです。
360度しっかりと太陽の光に当たることを確かめながら葉組みをすることで、つぼみが成長しやすくなるので美しいシクラメンが咲くようになります。
この葉組みですが、1ヶ月~2ヶ月に一度必ず行うようにしましょう。
5.花柄摘みをする
シクラメンで葉組みと同様に大事なのがこの花柄摘みです。
枯れてしまったり、腐ってしまったつぼみや葉を取り除くことで丈夫な花を咲かせると同時にシクラメンを枯れにくくします。
大事な作業ですので、忘れないようにしましょう。
また、花柄をずっと放置してしまうと病気になってしまうことがあります。
病気になってしまうと弱ってしまい花が咲かなくなってしまうので、気がついたらマメに花柄摘みをしてシクラメンを病気から守ってあげましょう。
6.休眠をさせる場合は
シクラメンの休眠についてですが、夏のシクラメンの様子をしっかりと観察することが大事になります。
夏の間でもしっかりと花が咲き、病気になっていないようならそのまま育てて大丈夫ですが、夏の間に病気になっていたり、
花が咲かなくなってしまったら、水やりをやめてシクラメンを休眠させてあげましょう。
休眠のさせ方は、秋に球根を取り出して2~3センチ程度残し後は思い切って切ります。
そして風通しのよく日当たりのいい場所に置き、今までのよりも一回り大きい鉢に植え替えてあげましょう。
シクラメンは球根の植物ですので、こうすることでまた新しく花がさくようになります。
室内でのシクラメンの育て方のポイントについては以上です。
シクラメンは、室内で比較的簡単に華やかな花が咲くので初心者から上級者までとても人気のある植物です。
湿度や温度、水やりや葉組み等に気をつければしっかりと花を咲かせる事ができるので、植物を何か育てたいという方は
是非上記を参考にシクラメンに挑戦して下さいね。