母乳育児は、飲ませてもすぐに泣きだしてしまったり、飲んでも吐いてしまったりするとママも赤ちゃんも辛くなります。
何故赤ちゃんはいきなり母乳を飲まなくなったりするのでしょうか。
今回は、そのような赤ちゃんが母乳を飲まなくなる原因をご紹介します。
1.母乳の味の変化
母乳は血液からできています。
そのため、高カロリーの食べものや高脂肪の食べ物を過剰に摂取すると母乳がドロドロして、赤ちゃんが母乳を飲みたがらなくなることがあります。
ドロドロの母乳は乳腺炎を引き起こす要因にもなりますので、赤ちゃんのためにもママのためにも日頃の食生活に気をつけると良いでしょう。
オススメの食事は和食です。
和食は穀物や魚介類、野菜のバランスを効率よく摂取できる食事です。
その中でも動物性たんぱく質はお肉よりもお魚、その中でも白身魚が授乳中のトラブルが少ないのでオススメです。
とはいえ、毎日同じという和食が良いわけではありません。
ママがストレスをためることも母乳の質や量に関わってきます。
母乳育児を楽しみながら続けるためにも、食を楽しみストレスをためないようにしましょう。
2.乳房がつまっている
ママの乳房を触った時に硬いしこりがある場合、もしかすると乳管がつまっている可能性があります。
乳管がつまっていると、赤ちゃんがいくら母乳を飲もうとしても母乳が出てこないので疲れて飲むのをやめてしまったり泣きだしてしまいます。
そのような場合、放っておくと乳腺炎になってしまう可能性もあるので、母乳外来がある産婦人科を受診しおっぱいマッサージを受けることや自分で搾乳することがオススメです。
放っておいて乳腺炎になるとママが発熱してしまい、ママも赤ちゃんも辛い日々を過ごすことになります。
早いうちに対処することがオススメです。
3.乳首が吸いつきにくい
ママの乳首が大きい場合や小さい場合、陥没乳頭や扁平乳頭の場合、赤ちゃんがうまく乳首に吸い付けないことがあり、その結果母乳を飲むことを嫌がってしまうようになります。
対処法として、乳首が大きい場合や小さい場合は、乳首をマッサージすることがオススメです。
マッサージすることで乳首が柔らかく伸びるようになり、赤ちゃんがくわえやすく吸い付きやすくなります。
また、陥没乳頭や扁平乳頭の場合は市販の乳頭吸引器などの乳首を吸い出す商品を利用することも一つです。
続けることで乳首が長くなり、赤ちゃんが乳首を吸いやすくなります。
4.吸う力が弱い
産まれて間もない新生児の赤しゃんはまだ哺乳力が弱く、母乳をうまく飲めないことがあります。
ママは大変かもしれませんが、そのことを理解して一般的な授乳間隔は気にせず赤ちゃんが欲しがる時には授乳してあげましょう。
乳首が吸われることで母乳は作られます。
つまり、赤ちゃんが母乳を飲んでくれないとそのまま母乳の分泌も減ってしまい、より赤ちゃんは母乳を飲んでくれなくなります。
もしも、赤ちゃんが乳首を口に含んでくれない場合でも搾乳器を使って定期的に搾乳することで母乳の分泌を促すようにしましょう。
そして、嫌がっても母乳を飲ませることを繰り返すことで赤ちゃんも飲めるようになっていきます。
5.乳頭混乱
乳頭混乱とは赤ちゃんが哺乳瓶でのミルクは飲むにも関わらず、母乳は飲まないことを言います。
その原因として、哺乳瓶の乳首はあまり力を入れなくても飲めるので楽なのにも関わらず、母乳の場合より力が必要なことから母乳を飲むことを嫌がってしまいます。
赤ちゃんが哺乳瓶の方が楽に飲めている場合でもママが母乳育児を続けたいと思う場合には、赤ちゃんが嫌がっても母乳を与え続けることが重要です。
ママが根気強くミルクを与える前に必ず母乳を飲ませることを続けることで、赤ちゃんも母乳を飲むことに慣れて嫌がらずに飲むようになります。
いかがでしたか。
赤ちゃんが母乳を飲まなくなる原因にはママ側の原因、赤ちゃん側の原因があることをご紹介させていただきました。
どのような理由の場合も母乳育児を続けるにはママに負担がかかります。
旦那さんやご家族の力を借り、休める時には休むなどしてママのストレスにならないようにしましょう。
母乳育児はママと赤ちゃんの重要なスキンシップです。
無理のないように気持ちよく心地良く行っていきましょう。