子供にとって両親はとても大好きな存在ですが、とりわけパパ大好きな所謂「パパっ子」が現在増えているようです。
お父さんにとってはとっても嬉しいものですが、お母さんにとっては少し寂しいものです。
今夏はパパっ子になってしまう原因についてご紹介します。
1.パパにしか出来ない遊びが楽しい
女性と男性とでは体格や筋肉量に差があるのは仕方の無い事ですよね。
子供と一緒に遊ぶ時でも、その体格や筋肉量の差というのは大きく関係してきます。
例えば子供が好きな抱っこや肩車などは、パパの方が体力的にも長くしてやる事ができますし、体を支える面積も大きいので子供も安心して体を任せる事が出来るでしょう。
子供は遊ぶ事が大好きですし、体を動かして遊ぶ事でストレスも発散されますから、パパと一緒に遊ぶ事は子供のストレスの軽減にもつながります。
ママは子供が心配ですから「高い高い」遊びをする時でもあまり高い位置に子供を持ち上げるような事はしませんし、体力的にも低い位置で「高い高い」する事になります。
一方で、パパの場合は体力もありますし、身長もママより高い事の方が多いですからママよりも高い位置で「高い高い」遊びが出来ますし、長時間遊んでいても体力がありますので、子供としては、高く長時間楽しめる「パパの高い高い」の方が楽しく感じられます。
そういったことから「パパと一緒に遊ぶ方が楽しい」といった気持ちが生まれてしまい、ママよりもパパを好むパパっ子になってしまうという訳です。
2.ママよりパパの方が自分に甘い
家庭内で子供の面倒を見る人は多ければ多いほど良いと言いますよね。
それぞれに子供に対する接し方が変わってきますから、子供にとっては家族の誰かに叱られたとしても他の誰かに優しくなだめられたり、味方されたりするといったメリットがありますし、家族にとっても誰か1人だけが子供の世話をして大きく負担になるような事が有りませんので子育てする上では家族の人数が多い方が助かるという事でしょう。
しかしながら、子供に対して厳しくしつける役割をママだけが担ってしまったら、ママは子供からちょっとだけ煙たがられる存在になってしまいます。
なぜなら、ママが自分に対して厳しく接している時に、パパや他の家族が「かわいそうだったね、こっちにおいで」なんて言って優しい役割を独り占めして、子供にとって「優しくしてくれる大人」になる事で、子供の頭の中では「ママはすぐ怒るけどパパや皆は自分に優しくしてくれる」といった受け取り方をしてしまうからです。
その結果いつも優しくしてくれるパパの方が自分の事を好きでいてくれている、と思ってしまいどんな時でも「パパ」を優先するパパっ子になってしまいます。
3.ママをライバルだと思っている
子供が女の子の場合、小さな子供であってもパパとママの関係に嫉妬してしまう事があります。
両親にとって子供は「2人のかわいい娘」であるのに対し、子供からすると「パパは私のパパだけど、ママはそのパパを横取りする存在」として認識される時期があります。
成長の過程でそういった感情は次第に薄れていき、逆に「パパ大嫌い」な時期も訪れてしまうわけですが「パパ大好き」な時期には何をするにもパパでなければ納得行かず、ママや他の家族が世話をしようものなら全力で拒否します。
その時期の子供というのはママを自分のライバルだと感じていますから、ママの事は好きであってもパパとママどちらが好きかと聞かれたら圧倒的にパパの勝利になります。
ママと2人きりの時には「ママ好き」な状態であっても「パパとママと私」という状況になると途端にパパを独占しようとします。
また、男の子の場合はこれとは逆でパパをライバル視する時期があるのですが、どちらかと言うと男の子よりも女の子の方が嫉妬深くおませさんなので、ママとしては娘の世話をするのが少々辛い時期だと言えるでしょう。
たまにしか会えない事も原因になる
いつでも家の中にいてしょっちゅう自分の事を世話してくれるママと、仕事が忙しくてめったに家に帰ってこないパパ。
比較をするとママの方が子供に懐かれていて好かれているように思いますが実際はめったに会えないパパの方が子供にとって「貴重な存在」に感じられ、だからこそパパと一緒に過ごしている時は極端なパパっ子になってしまう子供もいます。
たまにしか会えないからこそ、その時間を最大限に使ってパパの事を独占したいという子供心の表れと言って良いでしょう。