良妻賢母とは、その字の通り、「理想的な良い妻であり、母である」という、絵に描いたような理想の既婚女性のことを言います。
そして、多くの男性は、そのような良妻賢母を妻に持ちたいという望みを抱いています。
では、良妻賢母と呼ばれる女性たちは、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。
1.どんなに疲れていても、家の中のことを完璧にこなす
良妻賢母は、家事や家庭の運営のスペシャリストです。
どんなに疲れていても、家の中のことは完璧にこなすのが良妻賢母の大きな特徴です。
毎日の家事や子育てはもちろん、義理の両親や親戚との付き合いなどもそつなくこなし、家庭環境を常に良い状態にしておくための努力は怠りません。
そのため、良妻賢母が家の中のことをしっかり取り仕切っている家庭は、家の中の環境も、親族間の人間関係も良好であるというケースがほとんどです。
しかし、無理をしてでも家の中のことを完璧にこなそうとしてしまう場合もあります。
「自分が疲れていても、家庭内のことだけはきちんとしておきたい」というプライドが、彼女たちをそうさせてしまっているのです。
2.常に夫を立てるが、いざという時は厳しい意見も言う
良妻賢母は、自分の夫を常に立て、夫のプライドを尊重します。
彼女たちは、男性が持つプライドの高さを熟知しており、「男性のプライドを傷つけるような行動や言動は慎むべきである」ということも心得ています。
それゆえ、夫のプライドや気持ちを傷つけるようなことは決してせず、常に半歩下がって、控え目に後ろから夫を支え続けます。
しかし、良妻賢母は、いつも夫の陰に隠れているだけなのかと言うと、そうではありません。
いざという時は腹を決め、夫に対して厳しい意見を述べることもあります。
特に、夫や我が子が間違った道を行こうとしている時は、自分が嫌われ役になってでも厳しい態度で接するのが良妻賢母です。
3.いつも明るく振る舞っている
良妻賢母は、「ただ控え目であるだけ」の存在でもなく、「ただ厳しいだけ」の存在でもありません。
彼女たちはどちらかと言うと、「いつもニコニコしている素敵な奥さん・お母さん」であることが特徴です。
彼女たちは、いつも笑顔を絶やさず、明るく元気に振る舞っています。
たとえ多少具合が悪くても、「心配しなくても大丈夫」と言わんばかりに、気丈に明るく振る舞おうとします。
その結果、家庭内はいつも明るく幸せな雰囲気になり、家族全員が良い気分で毎日を過ごすことができるようになります。
彼女たちの毎日のこのような地道な努力が、幸せな家庭を作り上げているのです。
4.子どもの教育やしつけはきちんと行う
良妻賢母は、我が子の教育やしつけはきちんと行います。
そのため、彼女たちに育てられた子どもたちは、どこに出ても恥ずかしくない人間に育つことがほとんどです。
しかし、「教育やしつけがきちんとしてる」とは言え、過剰に子どもを押さえつけてしまうような強引なことはしません。
彼女たちが行う教育やしつけは、あくまで、「自分に自信を持った人間にすること」「どこへ出ても恥をかかないような人間にすること」が目的です。
そのため、自分の欲を子どもに託したり、感情の赴くままに叱りつけて子どもを委縮させたりしないように意識して、子どもを育てています。
彼女たちが子どもたちに行う教育やしつけは、とても冷静なものです。
それは、子どもたちの将来のことを何よりも大事に考えているからこそのものです。
良妻賢母は、家の中のことを完璧にこなし、常に夫を立て、子どもたちに教育やしつけもしっかりと行います。
このような特徴だけを見ると、「ただの真面目一徹な女性」というイメージを抱いてしまいますが、良妻賢母とは決してそのような女性ではありません。
彼女たちは、常に明るい笑顔を絶やさず、家庭内が常に幸せな雰囲気に包まれるよう、地道に努力しています。
良妻賢母は、「やるべきことはしっかりやりこなすけれど、普段は明るくユーモア溢れる素敵な奥さん・お母さん」です。