辛い生理痛に毎月悩んでいませんか?毎月の事であるにも関わらず、時間も場所も選んではくれない生理痛は、突然来ると困ってしまいますよね。
中には寝込んでしまうほどひどい生理痛で、学校や仕事に支障をきたしてしまう人もいます。
今回はすぐにでも試せる、生理痛を緩和する方法をご紹介します。
1.生理痛に効くツボを温める
生理痛がひどい時は「仙骨」というツボをカイロで温めてみましょう。
「仙骨」とは、お尻の割れ目の一番上にある骨の、少し上のところに位置した逆三角形の骨です。
生理痛の時には下腹を温める人が多いかもしれませんが、仙骨は子宮に近い場所なので、
ここをカイロや湯たんぽで温めると子宮が温まって痛みを和らげることが出来ます。
また、「三陰交」という、足の内側のくるぶしから指の横幅4本分くらい上にあがったところのツボも温めると効果的です。
骨の上ではなく、骨と肉のキワにある凹みを目印にすると良いでしょう。
そして、「合谷」という手にあるツボも生理痛緩和に効果的なツボです。
万能のツボとも言われ、生理痛だけでなく、体の冷えやコリ、むくみ、気分を落ち着かせるのにも効果があります。
手の親指と人差し指の骨が合わさった場所から、少し人差し指寄りのところに位置しています。
これらのツボを温めてみると、痛みがすーっと軽くなっていくのが分かるはずです。
仕事中や学校など、外にいて温めることが難しい場合は、指で軽く押してみましょう。
生理痛だけではなく、月経不順や更年期障害など、女性特有の病気にも効果があります。
2.布ナプキンを使ってみる
最近、布ナプキンが注目を浴びていることをご存知ですか?
布ナプキンの持つ保温力でお尻や下腹が温まり、結果的に子宮も温まります。
子宮が温まると血液循環が良くなるので、生理痛が緩和され、更に不妊症の予防にも繋がると言われています。
また、紙ナプキンのほとんどは石油素材で出来ており、いくら通気性の良さを宣伝していたとしても、通気性が悪くムレや痒みの原因になります。
その点、布ナプキンは通気性に優れているので整理中の肌ストレスも改善されますね。
使い捨てではない不便さを感じると思いますが、まずは家にいる時だけ使ってみるなど工夫をしてみましょう。
3.適度に体を動かしてリラックス
じっとしたままでいると血行が悪くなり、余計に痛みを感じるものです。
30分に1回程度、無理のない範囲で体を動かすと良いでしょう。
家にいる時なら少し散歩をしてみたり、ヨガや簡単なストレッチをするのもオススメです。
足を開いて、骨盤を意識しながら腰を回す「骨盤回し」は、下半身の血行を促進してくれるので生理痛の緩和に効果的です。
仕事中や出先でなら、背伸びや屈伸、前屈など、その場で出来るストレッチをしてみましょう。
ストレス解消にも繋がり、心身ともにリラックスできるはずです。
4.ハーブティーなどの温かい飲み物を飲む
温かい飲み物を飲むことで体が温まり、血液の循環が良くなります。
そして、どうせ飲むならカフェインの入っていないハーブティーを選んで下さい。
オススメのハーブは「ラズベリーリーフ」、「カモミール」、「ローズベタル」です。
子宮の痛みの緩和や血行を促す効果があると言われています。
ハーブティーにはそれぞれに独特の香りがあるので、成分にこだわらずに自分の好きな香りでリラックスするのもオススメです。
ハーブティーの他には、ルイボスティーやごぼう茶、黒豆茶などもカフェインが入っていないのでオススメです。
また、スープや紅茶にしょうがの粉末やすりおろしたものを入れるのも、体の冷えを解消してくれるのでオススメです。
5.入浴方法を工夫する
入浴は全身を温めることが出来るので、生理痛の緩和に即効性があります。
湯船にお気に入りのバスオイルや入浴剤を入れるとリラックス効果が高まり、痛みも感じにくくなります。
痛みが辛くお湯に浸かりたくない時は、洗面器にお湯をはって足湯をしてみましょう。
足先を温めるだけでも、全身の血行を促進することが期待できます。
6.体を冷やす食べ物を避ける
スナック菓子やファストフード、コンビニの食品などは添加物がたくさん含まれており、体を冷やすだけでなく栄養バランスも崩れしまいます。
また、これらの食べ物は高脂肪、高カロリーのものが多いため血液もドロドロになります。
生理中や生理の前後は、特に避けるようにしましょう。
チョコレートやコーヒーなどにはカフェインがたくさん含まれています。
カフェインは適度な量ならリラックス効果がありますが、摂り過ぎると体が冷えてしまうので注意してください。
上白糖も体を冷やすので、糖類は黒糖やはちみつ、メイプルシロップなどに変えましょう。
また、乳製品も体を冷やす食べ物の代表格です。
普段から過剰に摂取するのはやめましょう。
いかがでしたか?毎月付き合っていかなければいけない生理痛。
少しでも楽になれるよう、自分なりの対処方を見つけて上手に付き合っていきましょう。
しかし、ひどい生理痛の影には思い病気が隠れている場合もあるので、我慢出来ない痛みがある時我慢せずに早めに産婦人科を受診しましょう。