皆さんは双子を生みたいと思ったことはありませんか?そっくりなお顔の赤ちゃんをみかけるととってもかわいいですよね。
二人並んでよちよち歩いていたり、おそろいのファッションを来てみたり、ちょっと特別な存在である双子ちゃん。
私も是非双子を生みたい。
そう思っているプレママさん、双子を妊娠する確率って知っていますか?
双子を出産する確率や双子を出産することになった場合に気をつけたいことなど、双子の妊娠出産に関することをご紹介します。
1.双子を妊娠する確率
双子はそのもとになっている卵子が同じであるか違うかによって、一卵性双生児と二卵性双生児に分かれます。
一卵性双生児は、一つの卵子が受精して細胞分裂をしていくなかで、何らかの原因で二つに分かれて、そのまま成長したものをいいます。
また、二卵性双生児は、別々の卵子が受精して成長し育っていったものです。
一卵性双生児は全く同じ遺伝子を持って生まれるので、見分けがつかないほど見た目がそっくりになります。
その発生する確率はなんと0.3~0.4%です。
とっても少ないのです。
一方、二卵性双生児は、卵子も精子も別々なものなので、通常の兄弟と変わらず、あまり似ていないこともあれば、けっこう似ている場合もあります。
発生する確率は日本人では1%前後となっています。
ヨーロッパやアフリカ系の人種のほうが双子妊娠率はやや上がります。
そしてどの人種でも一卵性双生児よりは二卵性双生児のほうが生まれる確率は少々高いです。
このように同じ双子でも出来方が違いますし、ものすごくそっくりさんとそうではない双子がいるのは一卵性双生児か二卵性双生児かの違いがあったのです。
2.双子を妊娠しやすい環境
実は、双子を妊娠しやすい体質があったり、妊娠しやすい環境を作ることが出来るのです。
まず、妊娠しやすい体質とは、妊娠経験がある人、アフリカ系やヨーロッパ系の人種であること、栄養状態が良く、少し太っていること、
家系で特に母方の家系に双子がいること、不妊治療をしていて排卵誘発剤を使用していること、などが上げられます。
このような条件の体質であれば双子を妊娠しやすいですが、このほかにも自分で努力できる双子妊娠率を上げる方法もあります。
動物性たんぱく質を摂取することで妊娠率があがります。
例えば牛乳を良く飲む人は飲まない人に比べて双子妊娠率が高いです。
動物性たんぱく質に含まれるインスリン様成長因子が影響しているからです。
葉酸の接種も双子妊娠率が上がります。
葉酸はビタミンの一種で、ホウレンソウや豆類などに多く含まれています。
妊娠初期に不足すると赤ちゃんの成長に影響がでるので積極的に摂取したい栄養素です。
産婦人科で勧められてサプリを飲んでいる妊婦さんも多いことでしょう。
妊娠する前から葉酸を多くとることで双子の妊娠率が40%上がるというデータもあります。
また、健康的に太ることも栄養を身体に蓄えているので、双子を妊娠する確率が痩せている人よりも上がります。
アフリカ系の人はアジア系の人よりも双子の妊娠率が高いのは、主食にヤムイモやタロイモを食べているからだと言われています。
少し信憑性には欠けますが、栄養もあって、おいしいので試して見てもいいですね。
3.双子の妊娠・出産時の注意点
双子の妊娠には安定期がないといっても過言ではありません。
特に早産になる傾向があります。
お腹の中には二人の赤ちゃんが入っていますから、その二人の重みで子宮口が開き、早産する可能性があります。
双子を早すぎる出産にしない為には動かずに安静にすることが1番です。
妊娠後期は入院しながら出産まで過ごす妊婦さんも少なくありません。
また、出産時に自然分娩によって大量出血する可能性もあります。
一人目の赤ちゃんが生まれたときに胎盤がはがれてしまう可能性があります。
そうなると二人目の赤ちゃんが酸欠になり、母体が大量出血を起こします。
なので双子の出産の場合は帝王切開で出産するケースも多いです。
また、出産が難産になり、時間がかかってしまうと母体もぐったりと疲れてしまいますし、二人もいますから一人目は大丈夫でも二人目に出てくる赤ちゃんの体力が持たない事もよくあります。
特に自然分娩に多いです。
自然分娩をしたいという人もいますが、母体や赤ちゃんへのリスクを避けるために計画的に帝王切開した方がいい場合もあるので、お医者様とよく相談して決めましょう。
双子を妊娠すれば一気に二人のママになれますし、妊娠も出産も1回で済むのでラッキーと思う人もいるでしょう。
しかし、リスクは一人の赤ちゃんを妊娠出産するよりも高いですし、初めての出産子育てでいきなり二人の乳飲み子を抱えるのはとっても大変です。
しかし、本当にかわいいですよね。
もしも双子を妊娠したら出来る限りの準備やサポート体制を整えて出産に臨みましょうね。