女性の若さの鍵になるのは美しいお肌です。
最近では美肌サプリメントやドリンクの種類も豊富で、化粧品も様々なものが出ています。
しかし、美肌の基本は食生活にあります。
あなたのお肌はあなたが食べた物によって作られるのです。
美肌には欠かせない栄養素とそれらを含む食べ物、オススメの料理法などをご紹介します。
1.美肌に欠かせないビタミンACE
美肌に欠かせない栄養素で有名なのは、まずはビタミンエースとも言われるビタミンACEです。
ビタミンAは抗酸化性に優れており、皮膚や粘膜を健康に保ちます。
緑黄色野菜に含まれているカロテンと呼ばれるものが、このビタミンAにあたります。
ビタミンAを多く含む食材には、緑黄色野菜やレバーなどがあります。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けてくれるので美肌には欠かせません。
また、肌の生まれ変わりを助けてくれ、過剰なメラニンを排出してくれるので美白効果も期待できます。
ビタミンCを含む代表的な食べ物には、キウイ、レモン、アセロラ、ゴーヤ、キャベツなどがあります。
ビタミンEには、血行を良くし肌の再生に必要な栄養素を行き渡らせる効果があります。
結果、肌を乾燥から守り、シミなどを解消してくれるのです。
ビタミンEは、ナッツ類やうなぎ、かぼちゃ、モロヘイヤなどに多く含まれています。
2.ビタミンBで皮膚を健康に
ビタミンB群には、肌の新陳代謝に関わる栄養素がたくさんあります。
口内炎やニキビ治療に使われる薬やサプリメントには必ずと言っていい程含まれています。
疲労回復効果にも優れており、バテやすい夏場には積極的に取りたい栄養素でもあります。
疲れを残さないことは、結果的に美肌にも繋がります。
ビタミンB群を多く含む食べ物には、豚肉、レバー、豆類、マグロ、牛乳、卵などがあります。
3.腸内環境を整えて美肌を目指す
美しい肌を作るのには、腸をキレイに保つことが必要不可欠です。
便秘に悩む女性は多いですが、便秘というのは腸内の善玉菌が減り悪玉菌がはびこった状態のことです。
これでは、どんなに美肌に良い栄養素を摂ったとしても活かすことが出来ません。
大人ニキビの原因としても便秘はよくあげられます。
便秘解消には食物繊維の豊富な食べ物を食べたり、乳酸菌やオリゴ糖を積極的に摂取することが必要です。
食物繊維が豊富な物には、ごぼうやレンコンなどの根菜類、野菜類全般、海草やキノコ類、豆類などがあります。
乳酸菌はヨーグルトや納豆などの発酵食品、オリゴ糖も色々な形で店頭で売られていいるのでチェックしてみましょう。
美肌に欠かせない栄養素は上記のようなものがあげられます。
では、それらを効果的に体に取り入れるための料理方法を紹介します。
4.水溶性ビタミンはスープにして取り入れる
ビタミンBとCは水溶性のビタミンのため、料理をする際に使う水の中にどんどん流れ出てしまいます。
そのため、これらの栄養素はスープやリゾットなどにして汁ごと食べることで効果的に取り入れることが出来ます。
また、ビタミンCはコラーゲンと共に摂取すると、コラーゲンの吸収率がグンと高くなります。
コラーゲンが豊富なゼラチンを使ってフルーツゼリーを作ったり、同じくコラーゲンの塊とも言える鶏の手羽を
カボチャや大根と一緒に煮込むのもオススメです。
5.ビタミンAとEは油と一緒に
ビタミンBやCとは逆で、AとEは脂溶性のビタミンです。
そのため油と一緒に調理をすることで体への吸収が良くなります。
炒め物や揚げ物、サラダならオイル系のドレッシングをかけて食べると効果的です。
ビタミンEが豊富なナッツ類はそのまま食べても美味しく美肌効果がありますが、
サラダにかけたりシリアルに入れると、ビタミンも一緒に取れるのでオススメです。
6.ヨーグルトにプラスαで美肌効果を上げる
ヨーグルトはそのまま食べてももちろん効果的ですが、プレーンタイプのものを買って、
目的に応じて色々とアレンジを加えることで様々な健康、美肌効果が期待出来ます。
黒糖やはちみつを入れて食べればミネラルを同時に摂取出来ます。
はちみつには殺菌作用もあるので、風邪気味の時にもオススメです。
黒糖は整腸作用に優れているので、ヨーグルトの乳酸菌とともに腸内環境の改善により効果が期待できます。
また、アトピー性皮膚炎の改善にも効果があると言われているので、美肌効果もばっちりです。
美肌の大敵でもある冷えが気になる女性も多いと思いますが、そんな時はヨーグルトに生姜のすりおろした物や粉末を入れてみてください。
すぐに体がぽかぽかしてきます。
続けることで慢性的な冷え性改善にも繋がります。
また、ヨーグルトを食べるタイミングも重要です。
朝食べるイメージの強いヨーグルトですが、実は夜に食べた方が良いのです。
腸は夜寝ている時に活発に働くので、夜食べる事で翌日の排泄を促してくれます。
美肌には質の良い睡眠も不可欠ですが、カルシウムには安眠、リラックス作用があるので、その点でも夜に食べる方が効果的です。
人間の肌や体は、食べたものによって作られます。
美肌を意識して食材を選んで、自分なりの料理法を見つけると、もっと毎日が楽しくなるはずです。
ただし、食事内容だけでは美肌は手に入りません。
美肌効果のある食べ物を選ぶと同時に、規則正しい生活習慣を心掛けるようにしましょう。